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創作のマストアイテム

...というハッシュタグを見かけたので、これがなければうさぎは作れない、と思うものを机の上に並べてみた♪ 他にもまだ、ある気はするけれど最少に絞って。

まずは鋏(ハサミ)。増太郎というハサミ。ファーを切る専用として使用。

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かれこれ20年近く、この2本を使っている。切れが悪くなったら、1本を研ぎに出し、1本を手元に残せるように2本用意。何度も研ぎに出しているので、買った当初より刃が短くなってしまっている…。増太郎さんという職人さんが作ったハサミで、増太郎さんはもう廃業されているので、もう新しいハサミを手に入れることは出来ない。
https://thecovernippon.jp/tokyohamono_interview/
日本では鋏職人さんがどんどん減ってしまっていて、日本製のクラフトハサミは手に入らないと、何度も日本橋の木屋で言われている。この2本がダメになったときのために、ドイツ製を勧められたけれど、いまだに踏み切れず。研ぎは日本橋の木屋に出すのだけれど、ある時、戻ってきたハサミの使い勝手が変わってしまい、再度持って行って説明したら「実は研ぎ職人が変わったのです…やり直しさせていただきます。」と言われたことがあった。我ながら「はさみ愛」の深さを思い知った。

次は針。京都みすやさんの縫い針と待ち針。

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針の奥深さも知ってほしくて…通販ページを。
https://www.misuyabari.co.jp/eccube/products/list.php?category_id=31
種類の多さに…驚いてほしいのでぜひ。↑↑
その中で簡単には見つからない「みすや針四ノ二」という針を使用。(毎回注文時に相当探さないと見つけられない!) 種類は「きぬ針」の「短め」で針穴は「溝」。はっきり言って、この針の包み紙をなくしたら2度と頼めなくなる(笑) でも手に持ったとき、違う針だとわかる! 待ち針もみすやさんのは布通りがよい気がする。かわいい、という理由でガラス玉のものを使用。

目打ち。20年以上前、母の裁縫道具から黙って持ってきて、ずっと使っている。コレじゃないともう無理なので、返さない^^

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横に映っている竹串はスタッフィングに使用。実はおでん串!角で先が斜めにカットしてある。色々試して、コレが使いやすい。スタッフィングにおでん串を使っている人には会ったことがないw。随分探して250本入りを買ったので多分一生、買い足さなくて大丈夫な気がしている。

そして、グラスアイ。…というか、欠かせないのはガラス職人さん。

画像5毎回、色、サイズを指定して作ってもらっている。実は先代が一昨年暮れに半隠居して代替わりした。長年、先代にお世話になった。口数少なくぶっきらぼう。欲しいものを伝えても、伝わったのか、伝わっていないのか解らないレベル。だけど、送られてきたものは想像以上、という尊敬すべき方。それを息子さんが継いでくださった。先代とは20年以上のお付き合いなので、息子さんに変わられて、言いたいことがないでもないw だけど、継いでくださったということが尊い。同年代なので、これから私の作家としての時間を併走してもらえるのでは…と勝手に思っている。だから、言いたいことは伝えよう、そう思う。

…ここまで読んでいただくと、目打ちとおでん串以外は、創作のマストアイテムというより、欠かせないのは職人さんの存在。手仕事の陰には必ず職人さんがいる。ひとりでは作れない。いつも、それは忘れてはいけないな…と感じている。




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