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子どもに壮大な景色を見せるのは無意味か?

蔵王の御釜に行ってきました。

眼前に雲が迫りくるこの感じ、
都会にいては容易に
体感できるものではありません。

最っっ高に気持ちいい!
自然の脅威を見た気がしない?
あの上の鳥居まで行ってみようよ!

壮大な景色を前にして興奮気味な
大人の言葉とは裏腹に
 
次男「よし、もう行こうぜ。」
三男「えー、まだ登るのー?」

…この絶景を前にして感動薄くないですか?
ちょっと残念な気持ちにもなりかけたけど、

思い返せば、
私も小さい頃からよく父に
ただ景色が綺麗なだけの場所に
連れて行かれたものです。

「ほーら、お前ら。
この景色よく見とけよ!」

と私も妹も、
父にそんなことを言われながら育った。

優しい気遣いのできる子供だった私は
父の言葉にその場は賛同して感動したフリを
していましたが内心は、

ディズニーランドとか、
アスレチックとかそういうところに
行く方がテンション上がるし。

心の声はそんな感じだったこと、
一気に思い出しました。

ということは、
口に出す言葉は違っても
この子たちと少女期の私の感性に
大差はないなと思うわけです。

むしろ、内心そんなこと思ってるくらいなら
素直に口に出す子のほうがまだ可愛いかも。

そんな私もこの歳になり、
子供に絶景を見せたくなっているという。

きっと、
あの頃の父と今の私の想いは同じです。

数十年後、この子たちが
「ほら、綺麗な景色だろう。」と
生まれてきた自分の子供に同じことを
言ったとしたら

その時にこそ、今日ここに来た意味が
あったということかな。

だからきっと、無意味ではないですね。

#多拠点生活 #地方移住 #人と人を繋ぐ #都市と地方を繋ぐ

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