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第2回THE NEW COOL NOTER賞~1/11講評(千本松さん~エッセイ部門)

第2回THE NEW COOL NOTER賞へご参加いただいている皆様。
本日までに応募された作品のうち、小説部門の審査スタッフの千本松さんに講評をいただいた作品の記事について、一部引用しながら掲載させていただきます。

千本松さん講評文

千本松さんの講評記事から、一部引用させていただきます。

エッセイの講評というのは、かなり作者の内面に迫るものらしい。小説だったら普通はフィクションだから、小説には踏み込むけど、作者の内面にはあまり踏み込まない。私は他の審査員と、まるっきり違って、いいことも悪いことも書くし、厳しいことも書く。いつ後ろから刺されるかと思って、毎日ビクビクしている。でも私は日本に住んでないから。

読んだところでは、この方は繊細な魂の持ち主で、うつ病になったこともあるらしい。あまり変なことは書けない。じゃあどうする? 当たり障りのないことから始めよう。……このタイトルですが、私もポルノグラフィはそれなりに書いてきたけど、タイトルに「マスターベーション」というような言葉を使ったことはない。それは凄く偉いと思う。褒めたたえよう。よくやった。私は最近このブログから追い出されるのが怖くて、あまりグラフィカルなことは書けない。私の今までの小説で一番酷いタイトルは『俺は死ぬ前に愛する男のケツを揉んでから死にたい』というもの。そしたら誰かが、ケツとカタカナで書くのは時代遅れだって言ってたけど、もう遅いから変更なしでいくことにした。

自分のことばかり書いていてどうする? うつだったら私もしょっちゅうで、入院したことも2回ある。夜中に緊急病棟の一人部屋に入れられて、格好いいマッチョな警備員に見張られて、結構嬉しかった。関係ないけど、こないだマクドナルドにいたら、警官が休憩に来て、見たら、そのうちの一人の両腕にびっしり刺青が入ってて、友達と、日本ではありえないよねー、と話していた。その警官も顔もいいし、なんかプロテクトされてるみたいで嬉しかった。

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第2回THE NEW COOL NOTER賞の応募期間は終了しました。
みなさま、たくさんの応募、ほんとうにありがとうございました。

引き続き、応募作品への講評と、授賞に向けた審査をお楽しみください。

よろしくお願いいたします。

参加者同士の交流の場所を設けてございます。
お気軽にご参加ください。

*なお講評は分担制にしているため、必ずしも応募順に講評結果が発表されるわけではございません。よろしくお願いいたします。


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