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第2回THE NEW COOL NOTER賞~1/12講評(hikariさん分)

第2回THE NEW COOL NOTER賞へご参加いただいている皆様。
本日までに応募された作品のうち、審査委員のmagenta-hikariさんに講評をいただいた作品について、掲載させていただきます。

hikariさん講評文(4作品)

南ラオスの豊かな自然の中に暮らす、kohjiさん。
その暮らしは、天と大地と共に生きる現地の人々と育まれるもの。
生き生きと、そして持ち前のユーモアを持って綴られていらっしゃる
珠玉のnoteは、あなたをラオスの自然に誘ってくれることだろう。

「クリスマス」
この日は「キリストのミサ」、イエス・キリストの誕生を祝う日。
日本では12月25日を中心に、大半の人が宗教行事としてでなく、
大切な人と過ごす日と過ごす、華やいだ年中行事の位置づけだ。
一方ラオスには、クリスマスを年中行事とする概念は無いそうだ。
なるほど、kohjiさん。
心の美しいラオスの人と、そこに暮らすkohjiさんにとって
毎日は「クリスマス」のようなもの。
特別な日に限定されたものではないからだろう。

ラオスでのクリスマス・イブ。
kohjiさんは近しい方々と共に鳥を食す宴の準備を開始。
それも真昼間から、いきなりの流れで。
「日本の祭り」のためとしつつ、この軽快な顛末は実にラオス流である。

「サヨ~」、kohjiさん。
私もサイゴンビールを片手に、お相伴。
家族のような大切な人々と共に暮らすあなたへ、乾杯。


海外旅行が初めてだったという奥様との北欧旅行を綴られた、pompomさん。
日本とは気候が違う、北欧の空からの美しきプレゼントとは。
天高き空の、遥か遠い先に思いを馳せて。
このnoteを、あなたにもぜひ楽しんでいただきたい。

見ることができるといっても、北欧ではオーロラにいつも出会える
とは限らないそうだ。また、その形や色も様々だとのこと。
「オーロラハンティングツアー」
ネーミングだけでもワクワクする、ツアーの存在。

朝日と夕日、天高い太陽を見ることができるのは、実は全世界で
当然のことではない。。
長い長い冬。朝から夕方まで陽が差すことが無い北欧。
その冬と現地の人々は、どのように共生されているのか。

現在の世界状況下、思う時思う場所に出かけることは至難の業である。
しかし、いつ実現するかは未定でも、心躍る旅を計画すること、
旅行記を楽しむことは、いつでも自由なまま。
この地球上には、色々な人々が暮らす街がたくさんある。
初めて出会う、雄大な自然の風景も広がっていることだろう。

さあ、輝いた空広がる北欧の旅を楽しんだ、あなた。

次は、何処へ。


米国在住SATOKODさんが暮らす近所に、私は馴染みがある。
SATOKOさん、私もPA Dutch Countyのゆったりとした自然と
大地や家畜からの恵みを存分に楽しむ彼らの料理が大好きだ。

一番好きな料理を選ぶとすれば、Apple Dumplings.
外の生地は、柔らかいショートブレッドのように分厚く、
四角形の生地の真ん中にシナモンを効かせたリンゴの甘煮が
ぎっしりと詰まっている。このパイが温かいうちに、
たっぷりのバニラアイスクリームと共にいただく。
カロリー?そんなもの、気にしては勿体ない。絶品だから。

さて、彼らの美味しい一品は、それだけではない。
本国より三世紀前に伝わった「ポークアンドザワークラフト」。
それは、ドイツ系移民が元旦に幸運を祈念して食べる料理だ。
ペンシルバニアダッチを知る、ドイツ系移民最後の世代が
この世を次々去っていっても。
その今に伝わる幸せの一品は、新たな懐かしい故郷の味として
同地に生き続ける。
SATOKOさんのお手による「ポークアンドザワークラフト」
彼らの伝統料理と人々のあたたかさを知るSATOKOさん、
そして同地の人々の幸せを願いたい。


世界各国に先住民族が暮らす居住区、“聖地”が存在する。
Uniearthさんの暮らす国も同様。

その地の一つである「シュティカ」、“冬の精霊の帰る場所”

多文化共生が成功しているかのように見えるその国だが、
実際のところはそうでもないらしい。
1980年代までは、先住民に対する同化政策が厳しく行われていた。
1990年代に入り、先住民族に関する国際連合宣言草案承認により、状況は若干改善されたそうだが、現在も先住民に対する差別は続いており、安心して住める居住地区が限られるのが現状だ。他の聖地同様、シュティカも外部からの侵略を受けた。
人々はそのアイデンティティーと誇り、独自の言葉を失い。
さらには、その地を守ろうとした人、ユビも負傷に見舞われた。

更なる苦境にあったユビの前に、Uniearthさんを召し合わせたのは、
シュティカの守り神だったのではないだろうか。
ユビは、もちろん知っていたことだろう。
何よりも必要なことは、なにか。
この世で生きること、すなわち、それは“全て”、何欠けることないことを。

“必要なものが必要な場所にある。それ以上でも、それ以下でもない。
 全て完璧に循環しているんだ”

Uniearthさんの魂は、純粋な光をお持ちだと、私は思う。
現代の物質社会で生きていらしても、その輝きは曇るものではない。
ユビは、あなたに会わずとも、それをご存知だろう。
守られたシュティカには、この冬も精霊たちが訪れているのかもしれない。
雪と共に届けられる、Uniearthさんの感謝と想いを感じながら。

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第2回THE NEW COOL NOTER賞の応募期間は終了しました。
みなさま、たくさんの応募、ほんとうにありがとうございました。

引き続き、応募作品への講評と、授賞に向けた審査をお楽しみください。

よろしくお願いいたします。

参加者同士の交流の場所を設けてございます。
お気軽にご参加ください。

*なお講評は分担制にしているため、必ずしも応募順に講評結果が発表されるわけではございません。よろしくお願いいたします。


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