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パスピエライブレポート

祝!12/6ニューアルバム『印象万象有象無象』リリース!!
心も身体も距離の近い、充実のライブパフォーマンス!



パスピエ(P.S.P.E)とは

Vocal:大胡田なつき / Keyboard:成田ハネダ / Guitar:三澤勝洸 / Bass:露崎義邦

2009年に成田ハネダ(key)を中心に結成。バンド名はフランスの音楽家ドビュッシーの楽曲が由来。卓越した音楽理論とテクニック、70s~00sまであらゆる時代の音楽を同時に咀嚼するポップセンス、ボーカルの大胡田なつきによるMusic Videoやアートワークが話題に。11年に1st ミニアルバム「わたし開花したわ」でデビュー。その後、数々の大型ロックフェスにも出演、対バン形式の自主イベント“印象”シリーズや全国でのワンマンツアーを行い好評を博す。15年末には単独で日本武道館公演を行い成功を収める。16年12月にCDデビュー5周年を記念して初のホールツアーを東名阪で開催。17年1月に4th フルアルバム「&DNA」を発売。春には過去最大規模の全国ツアー、パスピエ TOUR 2017 “DANDANANDDNA”を開催。その後、17年から18年にかけて「OTONARIさん」、「ネオンと虎」の2枚のミニアルバムを発売。18年10月には、初の野音ライブ企画、パスピエ野音ワンマンライブ “印象H”を東京/日比谷野外大音楽堂と、大阪/服部緑地野外音楽堂で開催し成功を収める。2019年には結成10周年を迎え、5th Full Album「more humor」をリリースし、全国ツアーを完遂。2020年2月には結成10周年イヤーを締めくくりに十周年特別記念公演“ EYE ”を 開催。あわせてユニバーサルミュージックとタッグを組み自主レーベル “NEHAN RECORDS”を立ち上げ「まだら」(MBS ドラマ特区"ホームルーム"のエンディング主題歌)を配信リリース。6枚目のアルバム「synonym」に収録されている「プラットホーム」は電子マンガ・ノベルサービス「ピッコマ」の新CMソングに抜擢された。勢いが止まらないパスピエは、その後、アルバムの先行配信曲として異例のデジタルシングルを5月連続でリリースした。アルバム「ニュイ」を引っ提げ、2022年初春に東名阪ツアー「PSPE TOUR 2022 ニュウ!」を無事完遂。その後、自身初となるBillboardでのライブを東阪行うなど幅広い分野から支持されているバンドである。

(パスピエ オフィシャルサイトより)


PSPE 2023 TOUR ア・直・色 仙台公演に行った/クールマイン的見聞録


日付:2023年12月3日(日)
会場:仙台LIVE HOUSE enn 2nd
天気は晴れ

師走。
朝晩と日中の寒暖差を感じるようになった今日この頃、本格的な冬を目前に仙台の街中も少し慌ただしいように感じる。

今回のツアー"PSPE 2023 TOUR ア・直・色"は福岡、大阪、愛知、宮城、東京と全国5か所を回るツアー。主要大都市の中に宮城公演を入れていただけるのは有り難いお話かつ、ファンにとっても嬉しい限り。
今年1月に行われた"PSPE TOUR 2023 「ugokubaku」"も記憶に新しいが、わずか1年足らずで再び仙台の地でライブが行われる事が喜ばしい。
3日後の12/6には9th Album『印象万象有象無象』のリリースを控え、バンドとしても充実したツアーのセミファイナルの様子を少しだけ現場よりお届けしたい。


たくさんの来場者でひしめき合い、皆一様にステージとの近さに幾分興奮している模様。賑々にぎにぎしい雰囲気の中、メンバーが拍手の中登場!
オープニングはメジャー1stアルバムからの選曲、『シネマ』からだった。多くのアーティストに当てはまると思うが、初期の曲を聴けるというのは古参こさんのファンは嬉しいし、新しいリスナーにとって昔の曲はライブで再現される機会が少ないので貴重、という話も聞く。切なさと美しさを内包したドリーミーなディスコポップで早速鷲掴みしていく。

前半ブロックは既発曲の新旧を幅広く披露していき、様子見無しに独創的な楽曲が次々と放たれていく。とは言え、それはせわしない訳ではなく、独特のリラックスしたムードの中で進行していたかのように思う。緩急で揺さぶるバンドにフロアも即座に反応していた。特に洗練された各パートのせめぎ合いのような中で響く『術中ハック』では自然と挙がる手の数も多く、バンドと会場の一体感を感じるバイブレーションをビリビリと感じたのであった。


中盤スタートは今年10/11にデジタル配信され、ニューアルバムの1曲目として収録される新曲、『化石のうた』。衝撃的なインパクトを誇るこの曲も、ライブで再現すると一層その演劇性や自由度の高さが強まり、パスピエのパスピエたる所以ゆえんとも言える、”ワンアンドオンリー”な無双空間を生み出していた。変拍子の中でうねり出すパワーに圧倒される人続出!


MCでなつきさんも仰っていたが、物理的な距離だけではなく、心の距離も近い今夜のライブは、最後までその温かな体温を保っていた。皆で歌い、皆で踊りながら色彩豊かに進行していくステージは、フレッシュで個性的な新曲の披露であったり、随所にアレンジを散りばめた既発曲や、ソロパートでも魅了し続けた。

MCでも触れていたが、東北・山形出身であるギターの三澤さんが高校一年生の時に初めて仙台でライブをしたのがenn1stだったり、パスピエがデビューしたての頃にenn3rdでライブをやったりと、なかなか思い入れのある本会場。ちょっとした凱旋がいせん公演のようで尚更盛り上がったのだった。

ツアーファイナル目前、ネタバレ防止に努めるが、後半はイントロが流れた瞬間に会場が沸き立つパスピエの数々の代表曲や、グッとくるあの曲でも畳み掛け、アンコールの最後の曲まで躍動感に溢れた時間が駆け抜けた。
魔法のバンドアンサンブルで今回も素敵な時間を届けてくれたパスピエ。歓喜に満ちたファン達は心に深い余韻を残しながら地上へと戻る階段を上っていた。
有象無象うぞうむぞうあらゆるピースが集まり、バンドは強固で生命力がみなぎっている。ファイナルの大盛況とアルバムの反響を心より祈念したい。


【リリース情報】


アルバムジャケット


アーティスト名: パスピエ

作品名:印象万象有象無象

フォーマット:【CD】+【アートブック】※初回限定盤
価格:6,050円(税込)
過去最高のキラーチューン満載のパスピエの9th FULL ALBUM。
初回限定盤には、初の試みとなるVo大胡田なつきの“アートブック”(56ページ予定)付き。先行デジタルシングルを含む全11曲収録。

発売日:2023年12月6日(水)

商品番号:POCE-92159

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フォーマット:【CD】※通常盤
価格:3,080円(税込)

発売日:2023年12月6日(水)

商品番号:POCE-12204

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【アーティスト情報】


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