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【コラム】人の動きとインタラクションするアクセサリー?

先日の記事で”気づき”があったアクセサリー

先日「20年経ってから似合うネックレス」という記事を書いていて、1つ思い出したことがあった。

それは、このネックレスは”人の動きとインタラクションをするアクセサリー”だということ。

このネックレスは、人の動きーつまり”私の動き”によってアクセサリーの魅力が最大化される。具体的に言うと、自分が少し前かがみになると、このネックレスのデザインが宙に揺れて一番美しい瞬間を見せてくれるのだ。

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そんなアクセサリー持っていたんだ!という気づきをこのコラムを書いていて思い出した。(平面的な見方ばかりして、20年間このアクセサリーのことをわかろうとしなかった自分が情けない。)

「人の動きとインタラクションをする」というコンセプトを教えてくれたブランド

さて、この「人の動きとインタラクションをする」というコンセプト、実は、あるブランドをリサーチをしていた時に発見したものだった。

そのブランドは、イスラエル発Knobbly Studio(ノブリー・ステューディオ)だ。Knobbly Studioは、ミニマムなデザインの中に、独特の動きをつけたデザインが魅力的なブランドである。

Knobbly StudioのデザイナーGittit Szwarcは、ユニークな背景を持つデザイナー。マーシャルアーツをたしなみ、カポエイラを教えていたという。ジュエリーをデザインをするにあたり、”人間の構造と互いに影響し合うその方法”に駆り立てられているそうだ。マーシャル・アートをする人にこそ感じる視点なのかもしれない。

デザイナーGittitは、自身のウェブサイトで、様々な視点でデザインを心がけているコメントをされているが、その中でも私が気に入ったのが、”アクセサリーを付けている人が動いた際、「アクセサリーはどのように動くのだろうか」” というコメントだ。

確かに私は、アクセサリーを中心にその日のファッションを決めることが好きなのだが、アクセサリーはどのように動くか、まで計算してコーディネートを考えたことはなかった。

マーシャルアーツをたしなんでいるからGittitだからこそ、知り得たデザイン視点なのだと思う。人の動きとそれ(動き)によるアクセサリーの動き方、非常にユニークで興味深い。

またKnobbly Studioのイヤリングは、アート作品かのようなデザイン。これもマーシャルアーツの繊細な動きから着想を得たものなのかと思う。

ポージングや動きを少しだけ意識してみるファッションを考えてみる

このデザインの動きを楽しむには、何よりもこのアクセサリーを活かす「ポージング」や「動き」なのではないか。例えば、少し首を傾けた時に、あごのラインに傾くイヤリング。女性らしいチークの丸みを強調してくれるイヤリングの細い線など・・そしてこれらがきれいに見えるような無地のトップスを、慎重に選ぼうと思う。Knobbly Studioのイヤリングは、次のお買い物リストの1つである。

※Knobbly Studioに関しては、こちらでも書いています。



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