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【コラム】今年の「お疲れ様アクセサリー」を選んでみた

自分に縁があるものって、どんなに離れていても最終的にはつながる運命になっていると思う。

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先日、私は毎年「お疲れ様」の意味を込めて、自分にアクセサリーを購入すると書いた。

毎年10月~12月になると、ショップやネットなどで気になったものを購入して私の「お疲れ様」アクセサリーになるのだが、今年はちょっと意外なところから、今年のアイテムが見つかったのだ。

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その日はネットリサーチをしていたのだが、ブレイクタイムに、オンラインの朝日新聞Digitalを読んでいた。朝日新聞Digitalにはサブチャネルコンテンツでライフスタイルのコンテンツがあるのだが、その中でも私はインテリアの記事が好きでよく読んでいる。特に海外、ヨーロッパのインテリアの記事が好きで、その日はフランスのムッシュウがお子様の成長に合わせて改装した自宅の記事だった(と思う)。

まさかこの記事から、私の「お疲れ様」アクセサリーが見つかるなんて、記事を読み始めていた時は、想像もつかなかった。

記事を読み進めていくうちに、ご主人の奥様が日本人、そしてジュエリーデザイナーと書かれていた一文があった。

その記事には、その奥様のお名前もファーストネームしか表示されていないし、奥様が作るジュエリーは記事にされていなかったが、私は何故かとても気になってしまい、奥様のお名前をググって(ググる=google で調べる)しまったのである。

そこからその奥様ーデザイナーのお名前を知り、ブランドを知り、そして長年ヨーロッパで活動されてきているデザイナーの方だと知った。そして私はそのブランドのブローチに思いっきり心を奪われてしまったのである。

本当に出会いというものは、意外なところにあるものである。人に限らず、モノ、もである。だから常にちょっとした好奇心も無視せず、自分の心に従うのは大事なことだと思う。(この場合、出費になるが・・笑)

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それから1週間、ずっとそのブローチを購入すべきかどうか悩んでいた。欲しいアクセサリーが見つかった時、私は大抵1週間は悩むことにしている。本当に本当に欲しい?どうして欲しい?そのアクセサリーからどんなファッションを想定する?どんな時に着けたい?このブローチを付けるときはどんな人といる?ほかのアイテムじゃダメ?自分で似たようなものをつくれない?といったように、とにかく欲しい理由を徹底的に掘り下げて考える。そして最後は、自分が感じた”直感”を大事にする。「私が好きって思ったんだから」と。

特に今回の場合、「お疲れ様」アクセサリーなわけだから、このアクセサリーに自分への「お疲れ様」の思いが感じられるようになるか、まで考えた。

そうしてこのブローチを購入することに決めた。メゾンに連絡して販売先を紹介してもらい、その販売先ショップからも丁寧な対応していただく。そして受け取るまで毎日国際郵便の追跡をチェックし、完全に「恋」状態だった。

恋焦がれた、世界に1つだけのそのブローチは、こうして我が家に無事到着した。フランス~日本~シンガポールと旅してきたJUNCO PARISのブローチである。

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このブローチは、べっ甲を思い出すかのような樹脂でできたブローチトップをきれいにカッティングして仕上げられたもの。一見地味になりがちな全体を、ピンをとめる留め金をトップのアクセントにしている。またトップの周りにはクリスタルを1粒、そしてパールを施している。このちょっと外した感覚の石の配置が、とっても「粋」だ。パリのエスプリを感じさせている。

そしてこのブローチをつけてワクワクするのは、チェーンに揺られたパールが、私の身体に合わせて動く。とても立体的なブローチだ。

さてこのブローチをつけるのにあたり、何を合わせようか。ドレープがきいた白のシルクのトップスに合わせてみようか。もしくは黒いセーター+細目の黒のジーンズ、そして耳にはこのブローチと似たシンプルなパールピアスをして着てみようか。やっぱりアクセサリーからファッションを考える私である。










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