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【コラム】ボタンを考えてみる

ある日突然、気になり始める。それが私の偏愛の始まり

身近過ぎて、意外にも目を配っていなかったもの。

私にとっては、それは「ボタン」でした。

ある日、あるアクセサリーパーツショップに足を運び、色々とパーツをチェックしていた時に、その運命の出会いはやってきました。そう、その時の出会いは「ボタン」。しかもヴィンテージのボタンです。

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SWAROVSKIのライセンスを持ったボタンや、ベネチアンガラスのボタンなど、私はその時からボタンにすっかり夢中になりました。欲しいボタンはたくさんありましたが、食い入るように多くのボタンを見まくり選んだボタンは5種類。その間、私の頭の中はどんな服にこれらのボタンを着けるかで一杯。気が付いたらショップに入ってから、ゆうに4時間を超している始末。(アクセサリー購入時においてはよくあることです。)こうして素敵なものとの出会いはある日突然やってきて、私の偏愛は始まります。(笑)

選び抜かれたヴィンテージのボタンに着けたシャツは?

アクセサリーパーツショップで購入したボタンをもって、私が次に寄ったお店は「UNIQLO」。

先に購入したボタンをUNIQLOのシャツに合わせてみたいという衝動にかられ、UNIQLO店内で売られているシャツに購入したボタンを合わせまくります。

最終的に、リネンのブラックとオフホワイトのシャツを選んでみました。

ボタンで、洋服が褒められる経験をする

ボタンを購入した次の日、私は早速、ヴィンテージのボタンをつけたシャツを着てオフィスに。オフィスのエレベーターで偶然にも逢った取引先の女性と朝の挨拶をかわした時、その女性の目がちらちらと私のシャツに動きながら、

「そのボタン素敵ね、どこで買ったの、そのシャツ?」

と話しかけてきたのです。おお、さすが!ボタン様!と、心の中で私はVサインをしながら、平静を装って回答するのに少しだけ努力をしました(笑)。「UNIQLOよ。」

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ボタンは、果たしてブローチと似ている存在なのか、と考える

以前、私はブローチは洋服のアクセサリー、と言われた内容の記事を書きました。

ブローチがあることで、洋服は魅力的に見える効果があります。そう思うと今回、このヴィンテージのボタンに変えたことでシンプルなシャツが魅力的に見えたのであれば、ボタンもブローチと同じような効果があるのでしょう。これからシャツを選ぶとき、ボタンの効果も考えて買う必要があります。またシャツを着る新しい楽しみができたと思います。

色の主張が激しいボタンは、シャツとの合わせ方が難しい。

色々試してみた結果、色の主張が激しいボタンは、シャツとの合わせ方が難しいことに気が付きました。気を付けないとボタンだけが目立ち、洋服のテイストが生かせないこともあります。

そんな中、いくつかのポイントを見つけました。

①赤いボタンがついたシャツは、トップスもしくはボトムスのどちらかのアイテムに赤を入れる。

当たり前のことを言っているようですが、この合わせ方結構難しいです。私は白シャツに赤いボタンを合わせ、ボトムスを赤のボリュームのあるパンツで合わせてみました。統一感が出ていい感じになりました。

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②Gジャンに合わせてみる

大き目のキラキラしたボタンは、Gジャンの胸元に合わせてみました。ブローチ的な効果が望めそうです。

③全身同系色にまとめ、ボタンだけ目立つようにする着方

先のブラックシャツに、ブラックのタイトスカート。ボタンが主役の着こなしです。意外にも洗練されて見えました。

④後ろをボタンで留めるトップスに使用

ベネチアングラスのボタンは、後ろをボタンで留めるトップスに使用してみました。髪をアップにしてボタン部分を見せるようにします。エレベーターの中などで、注目を集めるテクニックです。

難しいポイントはファッションのメインカラーに対し、ボタンで差し色にするテクニックやボタンのデザインを活かすのは非常に難しく、いまだ試行錯誤します。小さなボタンなのに、意外に全体のファッションに影響を与えます。

私が考えていたのは、モスグリーンのシャツワンピースに赤いボタン、そしてリップスティックを赤にして・・と。でもイマイチでした。狙いすぎのコーディネートに感じました。もう少し研究が必要だと思います。

でもその試行錯誤から気付きが出てくるのが楽しいのです。私のボタンを使ったファッション探求、まだまだ続きそうです。





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