お散歩 is GOOD
人は”何者か”にならなくてはならない。
人が学歴や企業名に拘るのも、周りが結婚してるからと焦りはじめるのも、きっと自分の”分かりやすい名”が欲しいのだろう。
アイデンティティが云々…と難しい話はせず、散歩を”散歩を”語りたい。(散歩こそが何者でもない者の特権だ!)
散歩こそが何者でもない者の特権だ
隈研吾の著者で散歩の重要性をいたく強調した一文がある。(書籍名はすっかり忘れてしまったのだが)
主張はとても簡単で、皆散歩しなさいというもの。それもそのはず。家という箱から電車という箱で移動し、オフィスという箱で缶詰めにされる、こんな生活が心地良いものであるはずがない。(合理的という意味ではとても良い)
その著書では、昔に比べて私有地が増え公共財としての居場所が減ってしまったことが原因とも書かれていた記憶があるのだが…(いかんせん、書籍名を覚えていないのでどうしようもない)
とかく、散歩は大変贅沢な趣味だ。
散歩と言えるためには、目的地があってはならない。時間に追われてセカセカと歩いてはならない。余裕がない者には味わえない趣味。それが散歩。(明確なアイデンティティがあっても楽しめる。実際、父は散歩が趣味で土日に5、6時間歩いて帰ってくる。)
何者でもない者は大抵金に余裕がなく、時間的余裕があるものである。
そんな私のような人間の特権が散歩なのだ。
散歩の記憶
水曜日。単位をとり切るために無茶に入れた授業もなく、講師業もない。快晴で心地よい風が吹く最高のお散歩日和。
時間を潰していたら、20時ほどになっていたのだが、表参道(の周辺)散歩の開始!
是非、お散歩デートをするときはここを通って欲しい。この挙式場自体もとても綺麗だが、隣接するプチショッピングエリアが半地下になっていてとても趣あるのだ。
友人との華金ラーメン時、就職先として名前が上がっていた企業のひとつ。流行りに敏感なシティーガールは皆んな持ってるに違いない!
何度も何度も通っている(とおっている)のだが、その度に足を止めてしまう。Patek Philippeよりも手に入れられぬまさに雲上時計の一角。F.P.Journe!
よく、妻?が何本ものF.P.Journeを所持している時計アカウントがタイムラインに流れてくるのだが、本当に何をして稼いでいるんだろうか。
写真だけを振り返ると青山あたりがビシッとくるのだろうか。
散歩中に見かけた良い感じのお店も貼っておきたい。
雰囲気がとてもエロい!さほど高くない(っぽかった)ので、狙ってる異性といきたいここ
半地下で雰囲気がとても素敵。エリートサラリーマンとその彼女という面持ちのカップル多数はここ
接待で使えたらいいなぁと青写真を描いてしまったここ
テラス席が間違いない、カジュアルならここ
総じて、とても素敵。
いつか何者かになったとき、お散歩の心地よさを忘れた貧しい人間にならないようにしたい。
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