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猟奇殺人を描くスリラー「スノーマン」。ハッシュタグをつけると、迷惑がかかりそうな気がする映画。

「スノーマン 雪闇の殺人鬼」は2017年のユニバーサル映画。パーフェクトワールド出資案件でもある。
製作にスコセッシの名がある。監督はスウェーデン人のトーマス・アルフレッドソン。そう、「ぼくのエリ」「裏切りのサーカス」の秀才だ。で、主演がマイケル・ファスベンダーで、ノルウェーの首都オスロを舞台にした猟奇連続殺人モノだ。そりゃ期待するでしょうが。しかし、北米は17年10月に公開されて大コケ。日本では劇場公開もされなかった。
ジョー・ネスボのハリー・ホーレ刑事シリーズは未読。北欧ミステリはほとんど読めていないので反省しないとな。
映画は冒頭の陰惨な過去エピソードから、現代に移行するのだが、元を知らないせいで、うっかりミスディレクションされてしまった。おかげで、なかなか登場人物に感情移入ができなかったのね。
女性失踪と現場に残った“雪だるま”。「ミレニアム」映画でも描かれた北欧の「白」が不気味に冷酷に描かれていく。気持ち悪いし怖いし。JKシモンズ最悪だし。レベッカ・ファーガソンがこれまでになく綺麗だった。あと、ヴァル・キルマーには気づかなかった、マジで。シャルロットも老けてました…。
R指定描写の数々に辟易し、危なっかしい展開にやきもきしつつも、なんだかんだ最後まで楽しんだんだから、これはよしとしましょう。

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