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「寂静之地2」こと「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」が教えてくれたこと。

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「寂静之地2」こと「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」(A Quiet Place: Part II)を上海の劇場へ見に行く。
2D中文字幕。dts-X produced by GDCの音響劇場だった。サウンド効果が大事なこの映画には望ましい環境なんだけど、相変わらず本編開始してからもがんがんお客さんが入場してくるお国柄なので、集中しづらいのなんの。
そういえば前作も上海で観たな。前作は台詞が総計5分くらいしかなかった。今回はその5倍くらいはある。
中国とアメリカは5月28日公開。アメリカは4日間で5700万ドルの興収をあげたって。その理由は…観終わってから気づくことになる。

中国では今回も予告なく、突然の公開となる。ほんとにいきなり始まってるんだよ。
本編はとりあえず、ジョン・クラシンスキー夫妻のヨシな仕事の続編です。一応前作ブルーレイを持ち込んでいたんで、「恐怖の釘踏み」もおさらいしときました。
驚くべきはこの続編の構成だ。なるほどそう来るか、なところから始めるんだ。ジャンル映画のPart2とはまさにこういうこと。ですので、前作を忘れていると、あれ?ということになるw。
作り手は“観客が期待する作り方”がわかっているね。
必死で家族を守る=その家族がやらかす、というスリルがたまらない。この辺の運びと演出はほんとに上手い。
それにしてもミリセント・シモンズちゃん、前作からだいぶ成長しちゃってるけど、相変わらずの存在感。完全に主役です。エミリー・ブラントもどんどんきれいになっていく。

あらためて感じたのは、当たり前だけど「映画は劇場で観る」ってことに尽きる。中国では先行公開している「コングvsゴジラ」も「ワイルドスピード9」も巨大画面で破壊のカタルシスを体感するイベントだし、「クワイエットプレイス2」は「音を立てたら死ぬ」世界を登場人物と一緒に恐怖体験する時間だ。自宅に防音ホームシアターでも持っているならともかく、リビングのテレビでは実現しない環境なのだ。アメリカのお客さんはわかっていたんだね。待ってました、とばかりに劇場に押し掛けたってことだ。ドキドキハラハラしながら、ギャーっと叫ぶ最高の瞬間。よかったよね。

直前に前作をおさらいするといいです。

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↑ドルビーシネマ上映あり。

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