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わかってるって。本当はみんな大好きなんだろ?「ANNA/アナ」

「ANNA/アナ」をようやくWOWOWの放送で。
リュック・ベッソンおやじの趣味爆発だ。またかわいい子見つけちゃったんで、「君を女優にしてあげるよ」なスケベオヤジアプローチか。こういう話はみんな喜ぶって永遠に信じてるところがとてつもなくかわいいなこいつ。
かくいう僕もこういう映画が大好きだ。リアリティの欠けた設定、同じようなだましあいと過去回想の間抜けな繰り返し、主人公含めけっこうバカばっか…。でも、血まみれフィジカルアクション(と濡れ場)をつるべ打ちする組み立ては、既視感がばりばりあるけど楽しい楽しい。
冷戦時代、ソ連消滅前のスパイ戦を盛り込んでおり、ファッションモデル業だから欧州の行き来が簡単なのか(ほんとに?)、わりと甘々なご都合展開ではあります。盛り込みすぎて、けっこう尺が長くなるのが欠点だが…まぁいいや。こういう映画が常に作り続けられる世界であってほしい。
突っ込まれて上等、と思ってるはずだが、これはロシア版ニキータ…というかニューアレンジのセルフカバーみたいなもんか。
ファッションモデルの殺し屋にサッシャ・ルス。彼女を鍛えるKGB上官にヘレン・ミレン。ルーク・エヴァンスとキリアン・マーフィーがそれぞれ立場で振り回される(おいしい思いもするけどね)。
サッシャは「ヴァレリアン」にも起用されてたのね。やっぱ好みなんじゃねーかw。

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