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明日から大人になりますから、今夜だけはしゃぎます。「ブックスマート」の笑いとペーソスの普遍さに泣く。
「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」にほれぼれする。
Booksmartとは学校で習った通りにやってきた頭のいい子のことで、逆に言えば世の中のことを知らないガリ勉どもと笑われてる。本作の主人公女子コンビもまさにそれで、勉強の結果博識となり名門大学に進むことも決まっていたが、卒業式前日に、遊んでばかりでバカだと思っていたいけすかない同級生たちが、自分たちよりハイレベルな進路に決まっていたことに驚愕、最後の晩くらいは羽目をはずそうと同級生たちが開くパーティに参加してめちゃめちゃになろうとする…というだけの話。
こんな手あかのついた題材で大丈夫かな、と思ったらびっくり。新人監督オリヴィア・ワイルドは、業界で高評価だった脚本を得て、ティーンの等身大目線な笑いのツボをスピーディにがんがん攻めてくる。王道でもあり挑戦的でもある笑いとペーソスとハッピーエンドは、まさに90年代に味わったジョン・ヒューズのごとし。あぁ、時代が変わっても同じだな、とじんわり泣けてきた。
主演であるビー二―・フェルドスタイン(ジョナ・ヒルの実妹)と、ケイトリン・ディーヴァーのコンビが素晴らしかったですね。
途中のピザ屋配達員のエピソードが抜群。
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