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がりゅうねこみみたを食べます!【中華を喰らう】

はじめに

 みなさんこんにちは!
漢字って商品の見た目や味をパッケージだけで知らせるのに重要な役目を果たしていますよね。
でも本場中国の漢字だけの商品は本格的過ぎて逆に読めないだらけで不安になったりします。
そんな読めない中国の商品を分からないながらに今まで培ってきた漢字の知識と雰囲気で予想しながら食べて楽しんでみようというのがこの【中華を喰らう】シリーズの主旨となります。
この記事では東京都町田市の中華物産店でお菓子っぽい商品を買ってきたのでご紹介したいと思います。

商品裏面iPhoneがインパクト大

購入品

 今回購入したのは「卧龙猫耳朵」という商品です。
猫耳以外が読めず大変苦心し、常用漢字ではなさそうな中国語らしい漢字を探すのも一苦労でした。
なぜこれを選んだかですがパッケージのアニメ調のイラストが商品よりも大変目立っていたというインパクトも購入の判断基準の一つでしたが、裏面のiPhoneの文字列が強烈で食べ物なのになんでiPhoneなのか?というのが決め手でした。
裏面の孔明のイラストは以前購入した事のあるお菓子のパッケージによく登場していたので覚えていまして、どうやらそのデザインが新しくなってこの記事で取り上げたパッケージになったようです。
表も裏も三国志に出てくる人物ですから中国の歴史に触れた方であればなんとなく分かりそうな感じですね。

謎の渦巻き

感想

 不思議なパッケージを開けると香りはあまり感じられずこの段階では香りだけで判断のきかないお菓子、とりあえずお皿に盛ってみます。
以前手にした事のある似たようなお菓子はからからと乾いた音のする硬い米菓の様ないで立ちでしたが、こちらの商品は厚みもあってごろごろっとしている感じ。
手に取り鼻に近づけるとようやく香りを感じてどこかで嗅いだことのある香り、パッケージにも出ていた八角の雰囲気がほんのりしますがそこまで強く感じません。
見た目は渦巻き状になっていて淡い茶と濃い茶のツートン、触れてみると濃い茶の方がややしっとりしていてます。
先ずは丸ごと食べず初めに淡いほうだけを食べてみるとプリッツェルのような硬さがありますね。
味はパッケージに「五香味」と書いてあったので中国でよくみられる香辛料五香粉を使用している味だと思うのですが、それは香りづけだと思うのでどう味に出てくるのか不明です。
といったところで1枚を全部まとめて食べてみると思った以上にしっとり系、以前食べたおかき系のパリッと感の先入観が強かったこともあり想像以上の柔らかさ。
肝心の味は辛さも甘さもふり幅が全然ない何の味を食べているのかわからない風味です。
お菓子という認識で食べ続けると美味しいとも思えないし美味しくないとも思わない一体何を食べているのだろうという時間が流れます。
で少し感性のベクトルを変えお菓子では無ければ何なのだと味わってみると何となく出てきた答えは「豚足」でした。
そう思って食べ進めると八角を入れた調味料で煮込んだ豚足の味わいが遠くの方でかすかに見えた気がしました。
感触が違う二つの色で分けられたパーツも濃い方が肉、薄い方が軟骨と考えるとこのお菓子が豚足を模して造られているのではないかという答えを導いてみました。
実際のところはわかりませんが甘いお菓子なのかい?辛いお菓子なのかい?の答えが出てこない不思議なお菓子という事だけが残り、五香味がその原因だとしたらお菓子自体のせいではなく味付けが自分の感覚と合わないのかなぁと思いました。
同じパッケージがあったら別の味を探すか、別の商品で五香味があったらそれで味の方向性の絞り込みができそうですね。
これを食べた限りではリピートはないかな~。

おわりに

 今回のお菓子はあまり自分の口に合わなかったのですが、五香味の基準点ができたのが収穫でした。
そしてなによりiPhoneの謎は中国語が分からないとどうにもならないので解決は無理ですが興味の一端を担ってくれたという事で及第点。
みなさんももしこのパッケージを見かけたら「豚足」に近しい味だとご理解いただいた上でチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
自分の感性だけでは計り知れない中国の謎お菓子、これからも見つけて購入してみます。
最後までご覧いただきありがとうございました🐾


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