20歳の自分に受けさせたい文章講義(古賀史健 著)の感想
ブログなど発信活動を始めるにあたり、「何を書いたら良いのか?」「どう書いたらよいのか?」「有益な記事とは何か?」
そもそも「自分が人に提供できる価値のあるものなんてあるのか?」等々…。
私もしかりなのですが、筆がなかなか進みません。
同じ様な状況の方にとって一助になればと思いこの本をご紹介させて頂きます。
・内容
・参考になった文章
・まとめ
<内容>
ガイダンス
第1講 文章は「リズム」で決まる
第2講 構成は「眼」で考える
第3講 読者の「椅子」に座る
第4講 原稿に「ハサミ」を入れる
<参考になった文章>
・ガイダンスの文中で、
「書こうとするな、翻訳せよ」「文章とは頭のなかの(グルグル)を伝わる言葉に翻訳したもの」であるという定義。
*聞いた話を「自分の言葉で」誰かに話す(伝える)
・第1講の文中で、
「文章には文体と呼ばれるものがある」「文体の正体とは(リズム)である」「文章のリズムを決定づけているのは(論理展開)であり、文章の論理的整合性は(接続詞)によって保たれる」
・第2講の文中で、
「日常文だからこそ大切になる要素がある。それは導入部分の書き方だ」「最初の数行を読んでつまらないと思ったら、もう読んでもらえない」
「主張・理由・事実の3層構造が守られているのが論理的文章」
*自分の文章のなかに、主張・理由・事実の3つがあるか、そしてその3つはしっかりと連動しているかいつも意識するようにしよう。
*構成を考えることと文章を考えることは、まったくの別の作業だ。
・第3講の文中で、
「読者を説得するのではなく、納得させるという手法」「われわれは正しいだけでは動けないのだ。頭で正しい意見だと理解できても、肝心の心が動かないのである」
読者が求める3要素
目からウロコ「おおっ!!」「ええーっ!!」
背中を後押し「そうそう」「よしよし」
情報収集「ふむふむ」「なるほど」
・第4講の文中で、
「頭の中身を可視化するには、紙に書きだすのがいちばんである」「最初にやるべきは、思いついたことを紙に書きだしていくことだ」
<まとめ>
・まず文章は(主張)・(理由)・(事実)で構成する。
・説得ではなく、納得(他人事を自分事に)。
・構成を考える事と、文章を考える事は別。
・導入で引き付ける。
・書こうとせずに翻訳(誰が読んでもでもわかるように)する。
・読者の椅子に座っているか?(10年前の自分、特定のあのひと)。
最後に、
本自体は300ページ弱で読みやすいと思います。
勿論、本を読んだ感想は人それぞれで解釈が異なるのは当たり前の話ですが、
私の場合はこの本を読んで頭の中が少し整理された気がしています。
文章をどう書けばよいのか迷っている皆さんの参考になれば幸いです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?