やれたかもしれないあの日を振り返ると恋愛に必要なマインドが見えてきた
「あの夜、あの子とやれたかもしれない。」というエピソードは、男にとって、忘れたくても忘れられない苦い思い出でしょう。
そんな男のあるあるを、ドラマ化した「やれたかも委員会」。
相談者のエピソードを元に、その時「やれた」のか「やれたとは言えない」のかを判定するという、ハチャメチャな設定なんですが…
レギュラー出演者が豪華なのはもちろん、出てくる人たちもイケメン&美女ばかりで、めっちゃ面白いんです。
(特に杉野遥亮と、山本舞香のエピソード5がおすすめです。)
このドラマを観ていて、ふと思い出した、私の「やれたかもエピソード」があったので、そのお話を書きたいと思います。
🔷アプリで再開した大学の同級生Kちゃん
ある夏の日。
マッチングアプリをしていたら、めっちゃタイプの子とマッチしました。
ショートヘアの髪型、すらっとしたスタイル、くりんとした吸い込まれるような瞳。
でも、なんか既視感があるぞ…と思った私は、必死に脳内検索をかけました。
「大学時代の同級生、Kちゃんじゃん…。」
彼女は、大学内でヒエラルキー高めな子でした。
高校でいうと、学校の中庭でご飯食べちゃう系女子。(わかりますかね?この表現)
学園祭では、イベントの司会をやったり、モデル役をやったり、色んなサークルからひっぱりだこになるくらい、容姿も性格もいい子でした。
そんな彼女と、4年ぶりにまさかのマッチング。ですが、Kちゃんは自分には気づいておらず…それもあってか、途中であっちからの返信が途切れてしまいました。
同級生だったので、リアルな連絡先は知っていましたし、イチかバチか、LINEで「東カレでマッチしたよね?Ryotaroだけど、覚えてる?」みたいな感じでメッセージを送信。
するとKちゃんからは
「あー!Ryotaroくんか!、覚えてるよ!」
との返事が!
これはいけるのでは?と思い「久しぶりにご飯でも食べながら話さない?」とデートに誘いました。
するとKちゃんも「〇日と〇日なら空いてるよ!」という感じで、乗り気な返信。
デートの日程もトントン拍子で決まり、1回目の後に2回目のデートに誘うと、OKの連絡が!!
そして2回目のデートで雰囲気の良いバーで「付き合って欲しい」と交際を申し込みました。
学生時代、遠目で見て「あー可愛いな~」と思っているだけで、ほぼ接点はなかったKちゃん。
なので、期待薄かなと思っていたので、当たって砕けろって感じでしたね。
すると、Kちゃんからは
「Ryotaroくんのことは、いい人だなと思ってはいるけど、好きっていう感情は今はなくて、、、、ちょっと考えさせてもらっていい?」
という感じで一旦保留に。
この時は「きっと遠回しに濁されて、後日LINEで振られるんだろうな」と負けを確信してました。
しかし、その5日後。KちゃんからLINEで「今度仕事終わりに一緒にご飯食べない?」と逆にお誘いが!
その日は、仕事もあまり手に付かず…。待ち合わせの20分くらい前にお店についてしまい、ソワソワしながら来るのを待っていました。
仕事終わりのKちゃんは、プライベートのワンピース姿とは違って、パンツスタイルで登場。
身長が173cmの私とほぼ同じくらいなので、スタイルが良くてスラっとしているんですが、その良さがより際立っていましたね。
食事も終わりかけの頃、Kちゃんから「この間の返事なんだけど…」
(私の心の中「うわぁ、きた~。ここまで来て振られるのか、、、」)
「まだRyotaroくんのこと、異性として好きとかはないんだけど、徐々に知っていきたいなと思ってるから、私でよかったらよろしくお願いします♡」
まさかの逆転ホームランでした。
学生時代、全く絡みもなく、スクールカーストも天と地の差があった女の子と付き合えるのか!
神輿に乗った私に「Ryotaro、抱いて!」コールが鳴り響いてましたね。
こんな感じで☟
そんなこんなで無事、Kちゃんとの交際が無事スタートしましたが、私のやらかしはここからでした。
🔷Kちゃん宅でのお家デート。しかし…
Kちゃんと付き合ってからは、仕事帰りにご飯を食べたり、休みの日に気になっているシーシャバーにいったり…
私が誕生日近かったため、Kちゃんがレストランを予約してくれて一緒にお祝いしたり
お付き合い自体は順調なはずだったんですが…ここで私は大きなミスを犯していたことに気づきます。
ここまで2ヶ月。いい歳した大人の男女が付き合っているのに、私は夜の営みどころか、キスすらまだできていなかったのです。
私自身、学生時代よりも、見た目に気を遣うようになりましたし、垢抜けたとは自負していました。
しかし、肝心の中身は、まだまだ非モテ時代のまま。
そして、相手はKちゃん。スクールカースト上位の女の子。そんな子に対して、ビビりまくって、全くアプローチができなかったんですね。
「このままではダメだ!」と思い、なんとか良い雰囲気になる方法を考えます。
そのとき、Kちゃんが私の誕生日にノンアルコールバーに連れて行ってくれたのですが、そこにノンアルコールのジンが売っていたんですね。
これだ!
「このリキュールを買っておいて、Kちゃんの家に保管しておいてもらい、それを口実にお家デートをこじつけよう!」
作戦は見事成功。
ノンアルコールなので、車の運転もできると思い、ドライブデートに誘いました。
ドライブデート→Kちゃん家で一杯やる→そのままチョメチョメ
この流れですね。
その日は、昼間に小田原へのドライブデートして、無事Kちゃんの家に潜り込むことに成功。
(ちゃんと玄関から入ってますよ。)
「よし、後は雰囲気を作るだけ!」
「Kちゃんだって、夜に男を家に入れたってことは、そういうことがあってもいいと思っているはずだ!」
しかし、ここからがまったく、うまくいきませんでした。
ご飯を食べながらYouTubeを見ていたのですが、バラエティ系だったこともあり、全くエロい雰囲気になりません…
これ男性なら、経験したことある方いるんじゃないでしょうか?
この時はYouTubeの連続再生と、レコメンド機能を呪いましたね。
Kちゃんとはソファで横並びになっており、距離はほぼ0。肩を引き寄せればそのまま、持ち込める絶好の位置。
しかし、Kちゃんは目の前のテレビに映し出される、カジサックチャンネルに釘付け。
私は何とか、腰や肩に手を回そうと思いましたが、ビビって身体が動かず…
残酷にも時間は過ぎていき、気付いたら2時間以上経っていました。
時計が23時を回ったころ、Kちゃんが
「夜も遅いし、夜中の運転は危ないから、そろそろ帰った方がいいんじゃない?」と一言。
ここで「疲れたから泊っていい?」とか「もう少し一緒にいたい」とか言えばよかったんでしょうが、それが言えるメンタルは、残念ながら備わっていませんでした。
「そうだね。もう眠いから帰るわ!」
と言い残し、私は真夜中の首都高を、肩を落としながら帰るのでした。
この時の出来事がきっかけなのか、単純に仕事が忙しくなってしまったのか、真相は定かではありませんが、この2週間後にKちゃんから「別れて欲しい」と連絡が来てしまい、私は何もできずに試合終了。
付き合うことができたけれど、やることは全くやれていない。「試合に勝って、勝負に負けた」ってやつですね。
やれたかもしれない記憶は鮮明に残り続ける
冒頭で紹介した、やれたかも委員会も「あの時やれたんじゃないか」という後悔から、いつまでもその思い出や女の子のことが忘れられずに、相談しに来るというエピソードなんですが
やれなかった悔しさって、ずっと残り続けるんですよね。
もし、あの時、Kちゃんにキスを迫ったとして、仮に拒まれていたとしたら…
Kちゃんは、私のことが異性として見れなかったということだし、やれなかったということが、はっきりします。
しかし、何もできていなかったからこそ「あの時やれたかもしれない…」という後悔が、ずっと脳裏をよぎるんです。
これは、夜の営みに限ったことではありません。
「あの時、告白していたら」
「デートに誘っていたら」
「プロポーズできていたら」
恋愛は、そんな後悔ばかり。
そうならないために、恋愛は常に「当たって砕けろ。」精神で生きようと決めました。
必ずアプローチをする。
ダメ元でいいから誘ってみる。
こういうことを意識して毎日生きないと、やれたかもの呪縛にとらわれてしまいます。
世の中の男性の皆さん。当たらず、砕ける前に。まずは当たって、砕けましょう👍
Ryotaro
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