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外国のスーパーマーケットで叶える、「暮らす旅」の非日常体験

オランダ、デン・ハーグの王宮通り。素敵なカフェやギャラリーが軒を連ねている。

スーパーマーケット巡りから始まる「暮らすような旅」

今回、私の提案している「暮らすような旅」のスタイルで、おすすめなのが、簡単にでも自炊をする体験。そんな料理する旅に欠かせないのが、現地での食料品のお買いもの。実は私の場合、その過程が楽しいからわざわざ旅先で料理するようなものでもあり。

本当は、旅先で見つけたバザールとかファーマーズマーケットで、店主とのやり取りを楽しみながら、あれこれ食材を買い物をするのが楽しいのだけれど、旅行中に必要なのはほんの少しの食材なので、キロ売りが基本の市場では、食材を余らせたり買える品数が限られてしまう。それに、出来合いのお惣菜や半調理品、冷凍食品などもあるスーパーマーケットの品揃えは、やはり便利。

だから私は、スーパーマーケットが好き。知らない街に着いたら、まず目についたスーパーマーケットに立ち寄ってみる。店内をさっと見渡すと、だいたいの物価の目安が得られるし、魚売り場が充実してるとか、今はアスパラガスが旬なんだな、という生活者目線の情報が得られるのも楽しい。

料理する旅を始める以前は、自分や友達へのお土産をスーパーマーケットで調達するのが楽しみだった。知らない文字で書かれたパッケージのスープミックスや、スパイス、エキゾチックなフレイバーティーや、かわいいキャラクターの付いたパッケージのお菓子など(実は味や作り方がよく理解できていなくても)、ジャケ買いするのがわくわくする。それが高じて、ビールとサラミや、ワインとチーズなどを買って、ホテルの部屋でちょっと試してみるようになった。それが私の「暮らすような旅」がはじまるきっかけ。

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