【ピアノのこと】リコメソッド_ワルツ・ひらいてとじて
恥ずかしながら、以外の何者でもないのですが、私は40年以上生きてきて、だいぶ昔とは言え10年以上音楽に触れてきたにも関わらず「曲想」という言葉と意味を認識したのは、今月です。
そして、ピアノを再開した理由、リコメソッドに惹かれた理由は「曲想に触れるという新しい世界に出会えそうだから」です。
私は今現在への気持ちが強めな気性で、「あの頃は良かった」的な心持ちとは概ね無縁なのですが、子ども時代を思い出して「あーああ、大人になっちゃったなーーー」と感じてしまうのは、空想力・妄想力を使わなくなってしまったことです。大人でもコミュニケーションをする上では想像力が大事で、それは日々駆使しますが、いわゆるファンタジーへのイマジネーションを生み出す思考は、あんまりしなくなっちゃったなぁ、と思います。
それを、ピアノやリコメソッドで、呼び覚ますことが、できそうな予感がしたんですよね。
ぴあののほん、というカリキュラムの、練習曲の導入なんて最たるもので、自分のストーリーを思い浮かべることがプロセスに組み込まれています。
まさにドラマをつくる。
こうした問いかけ、私もされます。そして、私が決めていることは、
恥ずかしげもなくめいっぱい空想・妄想するぞ!
ということ。
そして、イメージを思い浮かべながら弾くと、「簡単な曲でもあたふたあわあわしちゃってミスタッチしまくっちゃう」という事実。でも、そうであることに気づけたからこそ、1曲弾くことへの集中力を研ぎ澄ませられるようになりたい、という願望も生まれてきました。
ワルツ・ひらいてとじて、は、4段目にクレッシェンドとデクレッシェンドがあるのですが、先生からの、
ここにどんなドラマがあるの?
という質問で、更に、ストーリーの解像度が上がっていきます。ちなみに、ものすごく少女漫画ちっくなストーリーを思い浮かべていて、先生にその内容を具体的に話したわけではないのに「可愛らしい弾き方になりましたね」と言われたときには、「あ、伝わるんだ」と思いました。
リコメソッドのレッスンは、こちらのYouTubeで実例を垣間見られます。こどもが直観的に理解できるようなメソッドですが、大人の学習にも活用されています。こちらの動画は大人の学習者のレッスンなので、目的や意図についても触れられていて私も学ばせていただいています。
※「ワルツ・ひらいてとじて」は15:00ぐらいから。
めいっぱいイマジネーションと戯れようと思います^ ^
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