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小さく強い光

久しぶりにカラオケに行った。
⁡私が行かない間にカラオケのシステムは、風変わりしていた。予約をして部屋に直接入って、精算機で支払って帰宅。店員さんと全く接触しなかったのだ。気軽に行ける心地よさを感じたが、カラオケ屋さんも試行錯誤して生きているのが伝わった。マスクして歌える機能までついてあった。


行くきっかけになったのは、LiSAさんの『明け星』を聴いて歌いたくなったから。

鬼滅の刃の無限列車編の曲。異国を感じさせるイントロから鳥肌ものだった。そしてLiSAさんの歌声と歌詞が混ざりあって、物語に深みが増していく。何といっても歌詞が、無限列車編の物語を想像させてくれるのだ。



太陽を朱く閉じこめて
車輪(くるま)は何処へ進む



約一年ぶりに歌った。なんだか喉に膜がはっているようだった。
去年までは曲がりなりにも弾き語りで数年、ライブをさせていただいていた。今思えばすごい情熱だと思う。なぜなら何もできないのに弾き語りをしていたからだ。

⁡このご時世だからできていないと思っていたが、本当は少し前から気持ちは減少していたのだと思う。いろいろ試してはいるけれど、なかなかあの情熱が戻らない。だけど決してやめたわけではないのは自分でわかっている。


久々に歌いたくなったLiSAさんの曲は自分では歌わない曲調だ。歌ってみると喉の使い方が全く違うのがわかる。リズムと言葉の発音と…足りないものが見えてくる。





終わりのない道だからこそ
灯りを求めてまた、歩きだすんだろうな。

だけど前と同じとは限らない。違った形だったとしてもまたあそこに戻るのだろうと、どこかゆったりと構えている自分がいる。


途切れているけど
小さな強い光は先にずっと見えているから。






胸の中にある灯りが未来を
どうしても指して消えないんだ

冷たく深く閉ざした心にも
小さく強く輝き続けてる



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