よい靴を履いてよい場所へとはばたこう
久しぶりに新しい人に会う機会が増えてきたので、服を新調しその服にあう靴も新調しようとなった。
でもなかなか見つからないのでひとまず、5年以上前に履いていた黒いハイヒールを履いて間に合わせることにした。
その日を境に靴の考え方が変わった。
過去は過去。今ではない
過去はその靴が合っていてたくさん履いていたのだろうけど、今の足のカタチが変化していたことに気づく。
とにかく痛かったし、爪や甲が一週間びっくりする有様になっていた。
足にごめんなさいと伝える。
自問自答し、即座に靴の処分を決める。その靴のホコリを綺麗にはらい塩を少し入れ、「ありがとうございました」とお礼を言い処分した。
よい靴は履き主をよい場所へ連れて行ってくれる
今まで無頓着だった私だが、突然この言葉が飛び込んでくる。
足元はとても大事だったことを思い出す。
歩いていくその先が、よいご縁のある場所であってほしい。
そうと決めたら、今まで履き心地の良かったブランドを思い出しそのお店内で合う素敵な靴を探すことにした。
百貨店を3軒周り、最後の百貨店が一番品揃えが良かった。だけどもう主旨がずれはじめていて、思わずセールだった尖った黒いハイヒールを購入してしまう。
新しい出会いの時に履いてはいけない靴のカタチ
その記事を読んでしまう。
新しい出会いの時に履いてはいけない靴のカタチは、先が尖った靴。
相手を切り裂くイメージになり、縁切りにもなってしまうカタチらしい。
それはしたくないなと思ったのと同時に、新しい思いが生まれる。
今までにないカタチだからかこの尖った黒いヒールを履くとかっこいい女子に見え綺麗なのだが、私が意図としているスタイルとは少しずれていくと思った。
足元が変わるだけで全体の印象がガラリと変わる
足元で印象がこうも変わるものだと思った。店頭で気づけばよかったのに靴をひさびさに探し始めた私には、後追い情報が多いようだ。
よい靴はよい靴だが、見られ方が変わってくるということ。
だからお店の方はどんな用途でご利用ですか?と聞いてくれるんだなと改めて、目的意識をはっきりさせることの大切さを知る。
もう一度、店頭に行くことにし目的をお伝えし選び直して柔らかい印象になる靴に交換させていただいた。
久々、違った印象の足元。軽やかな気分になった。
靴から学んだことは
・過去は過去。今の自分に合った靴を
・よい靴は履き主をよい場所へ連れて行ってくれる
・足元で印象はガラリと変わる
・目的にあった靴選び
この中で一番気づいたのが最初の言葉。
もしかしたら靴も思いも同じではないだろうか。
過去のいい思い出を今につなぎとめていたのではないだろうか。
過去の思いは過去のもの。
ずいぶん昔の思いを私はつなぎとめていたようだ。
つなぎとめていた自分の思いも手放して、よい靴を履いてよい場所へとはばたいていきたいと思う。