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#5 準決勝敗退とクラブチームのシーズン閉幕。

7月13日土曜日にプレーオフトーナメントの準決勝が行われましたが、結果は完敗。この日の試合をもってクラブチームの2024シーズンが幕を閉じてしまいました。

試合前、特にウォーミングアップ時に感じた違和感。

7月6日に行われた準々決勝では他会場で番狂わせな勝敗結果が起きたことも影響され、予想をしてなかったリーグ戦績3位の格上チームとの対戦が火曜日のチーム練習前に監督から告げられました。
練習中のチームの雰囲気は良い意味でピリついてしっかりと引き締まっていたので、相手が格上だろうと関係なく勝ちに行こうとしている “共通認識” があるように感じました。
しかし準決勝の当日、試合会場へ到着して選手たちがチェンジングルームへ入るなり割とすぐにどことなく違和感を覚えました。
スピーカーで音楽が流され始めたタイミングがいつもより遅かったこと。全体的に各々の準備を進めるペースがゆったりとしていたこと。今振り返ってみてもこんな些細なことではあったのですが、その時の僕にとってはそれらから生まれた雰囲気が最初に感じた不安要素と違和感でした。
試合前のウォーミングアップが始まってからも妙な居心地の悪さは変わらずにあり、チームのまとまりは決して悪くなかったのですが、そもそもこの日のチーム全体が見ようとしていたレベルが、 “良い試合をしよう” でとどまってしまっていたことが大きな原因だったと思います。
確かにこの日の対戦相手は格上チームではありましたが、 “勝ちに行こう圧倒しようと挑んだとしても100%の勝ちは保証されないのが勝負の世界” だと思っているので、このままの “良い試合をしよう” だけで終わらせてしまうマインドでは負けに近づいてしまうと危機感を覚えていました。

かからないエンジン。

試合開始早々に得点を取られ、前半30分頃までは常に受けてばかりの試合状況でした。
試合時間はまだまだ沢山あるというのに、たかが1本や2本の得点を取られたくらいで一気に落ち込むチームの雰囲気。
「情けないねん!やる気あんのか!」とブチギレたくなるほど、その光景を見て僕自身はイライラしてしまっていたのですが、その時実際にブチギレてチームに喝を入れたとしてもさらにしゅんとしてしまってどんどん落ちてしまうようにも感じたので、怒りはグッと堪えつつも「まだ時間はある!修正も挽回もできる!」とポジティブな言葉をかけ続けてはみたものの軌道修正させれるわけでもなく、これ以上みんなが落ちないようにと現状維持することに必死でした。
そんな中、相手チームのちょっとしたミスから待望の得点を取ることが出来たので、それを好機としてチームが盛り上がって逆転を狙う姿勢に繋がることを期待したのですが、何故かそこでもチームメイトたちはまだエンジンがかからず、加えてその後にキャプテンの選手が負傷退場したことによってどんどんアウェー会場の雰囲気や相手チームのペースに呑まれて沈んでいく仲間たち。

80分の試合を終え、結果は 7-69 と完敗でした。

出し切ったはずなのに物足りない。

個人的にはフルタイムの80分間を出場し、試合終了のホイッスルがなる瞬間までその時その時に判断したベストな選択を表現しながら自分の持てる実力は出し切りました。
ただ、それでもチームを上手く上向き修正できなかったこと。2回ほど個人プレーでしっかりと負けて悔しさを覚えたこともあってか、全力は出し切ったはずなのにどこか物足りない感情が残っていました。
この試合を終えてから数週間を経て投稿内容を綴っている今でも、その物足りなさの正体はまだはっきりと分からず、正直納得はできていない形でクラブチームの今シーズンを終えてしまいました。


これからしばらくはオフシーズン期間となり、ほとんどの選手たちは休み始めますが、この時期こそ周りと差をつけたり埋めたりするチャンスだと思っているので、色々と創意工夫をしながらトレーニングは続けていこうと思います。
継続していればきっと、今はまだ分からない最終戦で感じた物足りなさの原因や克服方法も見つかると信じて。


徳田 光希

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