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気配をなくす

人間は太古から狩りをして生きてきた民族がたくさんあります。 日本人も狩猟をしていましたし、ネイティブ・アメリカンもそうです。 野生の生き物をを追い、弓矢などの飛び道具を使って獲物を捕らえ、食の糧にしていました。 今でもマタギと呼ばれる人たちが居ますし、ジビエ料理ブームでもありますね。

狩りで重要なのは、相手に気がつかれないこと。 逃げられてしまっては、獲るどころではありません。 前述のネイティブアメリカンは、煙を浴びる事で体の匂いを消し、顔には塗料を塗って、長い時間をかけて風下からゆっくり獲物に近づくそうです。

歩き瞑想をしていて気がついたことがあります。 近づくと逃げるはずの鳥などが、本当に近くによるまで逃げないのです。 最初は気のせいかと思っていましたが、たびたび同じ目にあうのでおそらく間違いのないところでしょう。

あることに集中する瞑想は、周りから見ると気配が消されるのかも知れません。 つかり、気が鳥などに向かっていないので、向こうも気配を感じないのでしょう。 ネイティブ・アメリカンも狩りをするときには、視点を獲物に合わせないように、全体を広く見る特殊な目の使い方をするそうです。

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