深夜食堂_豚汁1

深夜食堂の料理をつくる

豚汁は定番
Netflixで「深夜食堂」の新作が配信されています。コミックから映像化され、オリジナルな作品が作り出されています。なんと言っても小林薫の演技が作品に色濃い魅力を与えています。各エピソードに一品の料理がテーマになっています。そこで前回、記事にした『おうちで深夜食堂』に載っているレシピで、料理をつくろうと思い立ちました。
まず、豚汁です。深夜食堂では料理でメニューにあるのは「豚汁定食」だけです。究極の定番料理。『おうちで深夜食堂』には、小堀紀美代さんのレシピで<夏の豚汁>と<冬の豚汁>の2つがあります。季節柄、<冬の豚汁>のをつくりました。豚汁は難しくない料理です。豚肉と野菜などの具材をいれて、煮て、味噌仕立てにするシンプル料理。具材に何を使うかがでレシピが特徴付けられます。小堀さんの<冬の豚汁>の具材は、
豚バラ薄切り肉/キャベツ/ごぼう/まいたけです。キャベツを使うのはちょっと珍しいかな。
だしは、「昆布とかつおがおすすめ」です。味噌は合わせ味噌と八丁味噌で、八丁味噌が多めで、練りごまも加えます。
手順は豚肉をごま油で炒め、ここに野菜を入れさらに炒める。そしてだし加え煮て、火を止めみそ、練りごまを溶き混ぜて、完成です。
お味は、練りごま、キャベツが入っているせいか、やや甘めでマイルドな味わい。個性的な豚汁だと思います。

深夜食堂 豚汁2

ダイエットにいい麻婆なす
二品目は<たっぷり麻婆なす>。『おうちで深夜食堂』で重信初江さん担当の「深夜でもダイエット中でもたっぷり食べられて太らない晩ご飯」の章にあるレシピです。本には「野菜たっぷりのヘルシーなごはんで、深夜食堂を罪悪感なく心ゆくまで楽しみましょう」とあります。
重信初江さんレシピの特徴は、なすの下ごしらえです。塩を入れた水をポリ袋に入れ、ここになすを入れ、15分ほどおく。なすを取り出し、軽くもんで水気を切る。こうすることで油の吸収が抑えられるとか。
手順はサラダ油でしょうがを炒め、その後ひき肉を炒める。そして下ごしらえしたなすを入れ、豆板醤、花椒を加える。ここにしょうゆ、片栗粉を加えた水を入れ、とろみがつくまで煮て、仕上げにごま油で完成。
お味はというと、サラダ油で炒めているのにあっさりしています。これなら深夜に食べても大丈夫かも。

深夜食堂 麻婆なす

5分でつくれるか、トマトの卵の炒めもの
三品目は<トマトと卵の炒めもの>です。この料理は「5分で! 我が家の深夜食堂ベスト10品」の章に掲載されている小堀紀代美さんのレシピで、簡単にできそうなのでつくりました(笑)。5分でつくれるくらいだからレシピは単純、と思っていたらそうでもありません。まず割りほぐした卵を太白ごま油でフライパンで炒めて、いったん取り出す。そしてトマトを太白ごま油、赤唐辛子、トマトを塩を振って炒める。ここに水を加え炒め煮にする。水が飛んだら万能ねぎを加えて、卵を戻して絡めて火を通す。皿に盛り、黒こしょうを振って完成です。
「水を加えて炒め煮」というところがポイントでしょう。これで味がマイルドな感じに仕上がっています。

トマトの卵炒め2

「深夜食堂」のレシピ本は、すでに飯島奈美さんの『深夜食堂の料理帖』がでています。この本は安倍夜郎さんの漫画も載っていて、楽しい内容です。
また「おうちで深夜食堂」を楽しみたい、と思ってます。

深夜食堂の料理帖


ご支援いただきましたら、店で販売する本の仕入れに使わせていただきます。よろしくお願いいたします。