見出し画像

料理家・今井真実さん編|勝手に図解レシピ化vol.8

「図解レシピ」は、料理の工程をフローチャート化し、2品以上の同時調理を可能にする“図解型”の新しいレシピ表現です。効率の良い作業の順番がパッと見てわかるので、料理ビギナーや料理に苦手意識のある人でも、スムーズに料理ができます。そして、図解レシピに慣れることで、料理全体の見通しが立てられるようになり、料理の段取り力が向上して、気がつくとお料理上手になります!

そんな図解レシピを通して、料理に苦手意識のある方にとって料理が少しでも楽しくなるように、様々なレシピを勝手に図解レシピ化してお届けするコーナー、「勝手に図解レシピ化」。これまで、料理研究家・ウエキトシヒロさんをはじめとした料理家の方々のレシピを図解レシピ化してきました。

今回、図解レシピ化させていただいたのは、料理家の今井真実さんのレシピです。今井さんは、「これだけで、こんなに美味しい」という小さな喜びを感じられ、作った人が楽しく嬉しくなる料理を提案されています。キャンプで燻製をしたり塊肉を焼くのが一番のストレス解消法。三度の飯より肉が好き。というプロフィールからも、どんなレシピを図解レシピ化させていただけるか、ワクワクです!

まずは、今井さんに図解レシピの印象を聞いてみました。

レシピを作った自分でも、図解化されているのを拝見してわかりやすい!と驚きました。
大切なポイントなどもわかりやすく、下ごしらえと実際の調理のパートが分かれているのが明確になりますね。これであれば、調理器具を準備する、包丁やまな板を洗うタイミング、器を用意する段取りもスムーズに出来ますね。
私は「料理シェア」という考え方を推進していて、同じ調理手順を一緒にするのではなく、違うことを時間差で手分けして行い、一つの食卓を作りあげましょうと提案しております。この図解レシピであれば、「料理シェア」も実践しやすいのではないかと思いました。

そうなんです、今井さんは「料理シェア」という考え方を推進されていて、今井さんのレシピには「一つの料理の作業をパート分けして、家族で分担する」という裏テーマもあるのです。

日々の料理は、無理なく作業をシェアして、お互いの負担を少なく、
全員が自分が作ったと思い、美味しいのはあなたのおかげと褒め合うこと、それが思いやりのある食卓の時間を生みます。(今井さん)

図解レシピを開発している料理男子プロジェクトでは、料理は女性がすべき家事として取り残されている中で「男性も料理すべき」とベキ論として発信するのではなく、料理ができる男性・料理が好きな男性を増やすことで、「毎日の料理が楽しみになる」人の分母を増やしたいと考えています。そんな想いがあるので、今井さんの想いや発信に共感し、今回のコラボをとても楽しみにしていました。

さて、今井さんには下記2つのポイントで図解レシピ化するレシピを選んでいただきました!

①料理が苦手な方や初心者の方向けのため、あまり工程が難しくない&短時間(30分〜50分程)でできるレシピ
②料理初心者の中でも特に男性に利用していただきたい想いがあるため、男性も喜ぶレシピ

色々と候補もいただいた中で、特に男性に好まれるという点を意識して、今回は「ローズマリーの鳥じゃが」「ブロッコリーのマスタードグリル」の2品を図解レシピ化することになりました!鳥とジャガイモはお酒のおつまみにぴったりですし、おまけに健康を意識している男性に好まれる鶏肉を使うレシピということで、皆さんに喜んでいただけること間違いなしですね。

ということで、2つのレシピを図解レシピ化すると・・・こちら!

スクリーンショット 2021-08-24 19.08.10

スクリーンショット 2021-08-24 19.08.48

どちらも加熱する料理ですが、「ブロッコリーのマスタードグリル」はトースターで調理できるので、トースターで焼いている間に落ち着いて「ローズマリー風味の鳥じゃが」を炒めることができるので、2品同時でも安心して調理できますよね。これまた図解レシピにぴったりな組み合わせです。

今井さんから追加でアドバイスもいただきましたよ。

今回のレシピのポイントですが、「ローズマリー風味の鳥じゃが」であれば、全ての水気をきっちり拭き取ることです。表面の水気が残っていると、加熱していると、出来上がりがうまくカリッと仕上がりません。それどころか、水気が油に反応してしまい、ばちばちと油が飛んでしまい火傷する危険もあります。小さなことですが、大切なことです。
ブロッコリーも水に浸けておき、汚れを落とすこと。細かい汚れを取り除くことが出来、気持ちよく食べれることでしょう。調理以前に、食材に対する小さな気遣いを行うと、お料理の仕上がりも変わってきます。

こういう細かなポイントって、このくらいでいいかな〜とおざなりにしてしまいがちですが、”神は細部に宿る”。こういう細かな工程を丁寧に取り組むことがワンランク上の美味しさにつながるわけですね。

今井さん、ご協力いただきありがとうございました!!

「図解レシピ 今井真実さん編」のダウンロードはこちらからhttps://forms.gle/Rr2Mx6qV4KLrsbAZ9

画像1

■プロフィール
今井真実さん
料理家。神戸市生まれ。作った人が、料理をしている時も、出来上がった時も嬉しくなるような家庭料理を提案。
不定期で、料理教室「nanamidori」を主宰。季節ごとの、梅仕事、味噌作り、ソーセージ作りのレッスンも人気。キャンプで焚き火をしながら塊肉を焼くのが一番のストレス解消法。
note:https://note.com/imaimami/
Twitter:@imaimamigohan
Instagram:@mamiimai

サポートありがとうございます!毎日の料理を楽しみにする料理男子が増えるよう、これからも活動していきます🍳サポートは、シェアやコメントをいただけると嬉しいです❣️