韓国ポンコツ旅行②

3日目

準備③に書いたが、KRTには座席番号がわからず大変ご迷惑をおかけした。

釜山につき、海沿いの寺に行くのだと地下鉄に乗るが、電車の乗り継ぎが悪いことに気づいて引き返すことになった。実は行きのKRTで釜山に行った人のブログを見ており、嫌な予感はしていた。まあでも行きたい人にまかせるかーと呑気に地下鉄にのったところ、案の定撃沈。釜山駅に戻る。
とりあえず何か昼食として食べたい私が騒ぎ、コネストで探したシジミ料理屋さんの前まで行ってみるが「食べれるものが少なそう。できれば海鮮は避けたい」とこの期に及んで怒り沸騰の発言をしだす同行者。ふらふら歩き、現地の方向けの小さな食堂っぽいところに入ってみる。店主は韓国語オンリーのおじ様だったので、再びpapagoで壁のメニュー写真を翻訳解析し、番号を指で出してなんとか注文。

たしか、辛くない素麺とキンパ。テーブルのコチュジャンを好みの辛さに自分で追加する。

結局食欲がないと言っていた同行者は両方半分以上食べた。それみたことか。次に甘川文化村に行こうと駅前でバスを探すが全然わからない。経験値的には、観光客が多そうなところを探すべきなのだが、一緒に行った人がきっとこれだと自信満々でバスに乗りこんでしまった。そして途中の停留所で降りる。周りに人は皆無。ここは絶対違うと言っても聞かず、急な人家を縫うように設置された階段を相当な段数を歩いたところで、「このルートは絶対に違う！」と私が叫ぶと、ようやく近くを通るバスに乗るという決断をしてくれた。何度も言うが、2人とも猛烈な方向音痴だ。

無事観光案内所っぽいところの近くでバスを降りる。バスを降りる際、同じ額をチャージしたはずなのに、同行者のt-moneyは残高不足で降りられない。私のt-moneyで払うようバスの運転手が機転をきかせてくれてなんとかなった。
道沿いに炎天下を歩き、星の王子様を目指す。着いてみると写真撮影を待つ長蛇の列。幸い持っていた日傘を差し、炎天下を30分以上待ったところで、多くの観光客に見つめられながら星の王子様と写真をとる。恥ずかしいとか言っている場合ではない。再び道沿いに戻ってバスで駅に行き、市場をうろうろしたところで日帰り旅行はおしまい。帰りのKRTで夕飯のプルコギの店を探しつつソウル駅に戻る。
なんだかいい感じのプルコギ店が帰り道の駅には見つからない。車中でお菓子を食べながらビールを飲んでいるので、それほど空腹でもない。とりあえずホテルの近くに行こうと地下鉄で東大門に向かう。駅の反対側に来たのは初めてだ。明洞よりもやや年代層が高く、周囲をみずに跳ね回る若者がいなくて歩きやすい。通りを歩きながらふと左を見たらいきなりプルコギ専門店があり、フラッと入店。

どこに行ってもメイン料理２人前とビール。
余裕があればサイドメニューと思うが、いつも頼めずに終わる。
念願のプルコギが食べれてよかった。

いつのことだったか忘れたが、wowpassに使い慣れてきた私達は、wowpassで払うだけで使えるクーポンがあることに気づく。あちこちにあるドラッグストアのオリーブヤングで20％引き（確か・・・）になるクーポンがあり、これは使わねばと入店。
が、そもそも何故韓国に行くの？と周囲に言われるほど、韓流ドラマも洋服もスイーツも、さらに化粧品にも興味がない私、老眼で商品の説明の裏書がよく見えないこともあり、ものすごい数の商品がある広い店内をひたすらブラブラする。まあでもお土産にでもと、リップバーム数個を籠に入れ、一階に降り長い長い清算の列に並ぶ。
やっと自分の番がやってきた。少量で申し訳ないなとレジのお姉さんに籠を差し出すと、レジを打ち終わったお姉さんが困った顔をしている。どうやら免税までほんのちょっと金額が足りなかったらしい。そこのペットボトルの水を買えと英語で言っているようだ。一番手前の水を取ると「NO！」といって、奥にあるもう少し値段が安い水を指さしている。水とパスポートを渡すと、免税になるようにレジを打ち、センキューと言って商品を押し返してきた。
韓国の人、ツンデレ多い気がする。