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田んぼの肥料から出るマイクロプラスチック廃棄物が地球を汚す

今日、TVに出ていた話題が田んぼの化学肥料からマイクロプラスチックが革や海に流れていく、という話題。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210518/k10013037271000.html


実はこの化学肥料は米農家さんにとって欠かせないものです。
実際、私も勧められました。(無農薬・無化学肥料を目指しているので当然使っていません)

マイクロプラスチックは、海洋汚染で話題になっています。
地球環境全体を見渡せば、除草剤同様にこの肥料は無くさないといけないもの。
でも、現実問題、農家さんが抱えている課題は深刻な高齢化と後継者不足、販路不足、天候不順、獣害といった深刻なものがあります。
その中で、日本の食料事情は農家さんによって支えられています。


もし仮に、除草剤やこの化学肥料がなくなればどうなる?
日本の米の値段は数倍に上がるでしょう。
だからNHKでも、そうしたプラスチックが出ない肥料開発が始まっている話が出ていると思います。農業をやらなければ見えない現実。

農家さんだけの問題なのか?

スーパーに行けば安い米が並んでいます。
その米に、古米や古古米が入っているのもしらない私達。

安さばかりを求めて、もっと大切なものを見落としています。
田んぼを引き継いで真っ先に言われたのは、米は儲からんぞ、ということ。
頑張っても赤字になるだけや、と。
その原因は流通価格の安さにあります。
最低でも1町、つまりは10,000㎡なければ採算合わん、と。
そうなると、機械が必要になりますが、投資金額がかなり高い。
そして、なるべく省力化するから、除草剤や化学肥料を使わざるを得ない。

もし、除草剤や化学肥料を辞めろ、と言われたらどうなるでしょう?
高齢化している田んぼの担い手は、すぐに辞めることになるでしょう。
そうなれば、当然米価格が高騰します。
海外から仕入れたらいい、という人がいますが、本当に安心して食べれらるお米が手に入るでしょうか?

このような置かれた環境の中で、高齢の農家さんが頑張って生産をしてくれています(つい先日、私もはじめての田植え終えました)。

良い・悪いだけでなく、では一人一人がどうこの問題に向き合えばいいのかを真剣に考えて欲しいです。
これは農家だけの問題ではなく、その環境を選ぶ一人一人の消費者の問題なのですから。

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