BTSジンくんの感謝とコミュニケーションと自尊心

アイドルとファンの双方向のコミュニケーションがすごい。

感謝の表現っていろいろあるんですよね。リーダーのRMが詩人のように、またカリスマあふれるスピーチで聴衆の心を打つなら、長男のジンくんはファンを笑顔をすることで愛と感謝を表現します。

「ファンのみなさんは趣味の時間に僕らを見る。趣味なんだから、たくさん楽しんでほしい、笑わせたい。涙してほしくはない」
それが彼のモットー。

6月のオンラインコンサート（無観客）の開演1時間前、チャットに「ジニ、リンゴヘアにして」（日本でいう小さいチョンマゲ）というコメントを見つけたジンくんは、アンコールですぐに実行。

ファンが大喜びするのに応え、続けて10月のオンラインコンサート（無観客）、今回のロサンゼルス公演（有観客）初日にも、かわいいヘアスタイルを見せてくれました。
そして、４Daysやりきった！　やっぱりね！　

最終日の今日は、オンライン中継もあり。
ファンの期待が最高潮に高まる中、アルパカのぬいぐるみを後頭部にくくりつけて登場したジン氏。

あ、このアルパカは、LINEとの企画でジンくんが作ったキャラクターで
「ＲＪ」と言います。名付け親もジンくんです。

やｗ　ちょい待ちｗ
このSNS時代、いろんな予想が乱れ飛んでたけど、これは見なかったわｗ
RJの帽子とかかぶりものみたいな案は見たけどさ。
ぬいぐるみをじかに頭にくくりつけるっていう発想ｗ

この、なんともいえない雑‥‥いえストレートさ。
決してファッショナブルではなくアバンギャルドでもなく、かわいい♡だけとも違う、「くすっ」と笑えるところがジンくんらしさｗｗ
やっぱり非凡な推しである。

12/4に誕生日を控えた今日、会場のファンからはバースデイサプライズもありました。
これが、ほんとすごい。

名前をカッティングしたハンドメイドのうちわ（うちわ違うか‥‥）。
そして、ジンくんのソロ曲「moon」にちなんで、ボール紙に三日月の形を切り抜き、BTS専用のペンライト「アミボム」にかぶせて作られた「moonアミボム」。

考案したファンがSNSで作り方をシェアして、たくさんの人が、会場で同じものを掲げた。一人で1000個以上作って持って行き、会場で配ったファンもいる。

時間と労力を費やして、そんなことしたって、一銭の得にもならないのに。

「いつも一生懸命ファンを喜ばせてくれる彼、私を支えてくれる彼を、今日は私が喜ばせたい。彼に愛と感謝を伝えたい」という気持ちなんだよね。

気持ちが無かったらできないことだ。
相互のコミュニケーションなんですよね。

客席に浮かぶ無数の三日月型のライト。
それを見たジンくんのリアクション‥‥

「わー！」 と笑顔なんだけど、ちょっと声が震えてて、目がうるんでいるようで、珍しくストレートな反応にぐっときた。
So-Fiスタジアムに行ったみなさん、ジンくんにすてきなイベントをありがとうございます！！

エンディングでのコメントの一部。
「今日のサプライズイベント、ほんとにびっくりしました」
「僕は30歳（※韓国は数え年です）で、頭にこんなのつけるのはほんとは恥ずかしいんだけど、みなさんを喜ばせたくてやってます」

「こんなふうにイベントを準備して喜ばせるのはいつもは僕のほうだけど、今日、サプライズイベントをしてもらって、こんなにうれしいんだとわかりました。だから、これからもっと、僕もみなさんを喜ばせるイベントを研究しますね」

「みなさん、いつも僕の自尊心を高めてくださって、本当にありがとうございます」

ファンを喜ばせる・笑わせることって、「媚びる」とか「笑われる」じゃないんだよね。
ファンに喜んでもらうと、自分もうれしい。
それが自尊心・自己肯定感につながる。
だからたくさん努力して、工夫して、コミュニケーションして。
それがジンくんの、そしてBTSのやり方。

「喜んでくれてありがとう」
「サプライズイベントをありがとう」
だけじゃなくて、

「僕の自尊心を高めてくださって」

とさらっと言っちゃうところ。
やっぱり非凡な推しである。実は哲人なんだよね。キムソクジン。

*4日間の公演の最終日、オンライン中継もあって、世界中のファンが「この楽しい時間よ、終わらないで～！」と切なくなって泣いてる時間。

「泣くだけじゃなくて、笑ってほしい」
というジンくんの非言語メッセージはファンにばっちり届き、
私のタイムラインは沸きに沸いていましたｗ

なかなかの大きさのぬいぐるみをハチマキでくくりつけるって基本的に無理があるわ、さすがに頭が重いわで、ダンスがめっちゃ慎重になってるｗ

頭の上のぬいぐるみの手をつかんで、くいくい、と手を振らせ、
「Cute？　My Son～♪」
って。
はいはい、キュートキュート。かなわん🤣　

*
は～。4daysのお祭り、おしまい。
やっぱり、有観客のコンサートって全然違うし、世界でこれだけ人気があるわけがわかるな～とあらためて思った。
ちょっとした虚脱感。コンサート全体の感想は言葉にまとめるのがとても難しいので、とりあえず推しについて書きじゃくってみました！