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自分の苦労は自分で背負い、みんなのがんばりは知っていて応援してくれるジンくん

“インタビュアー泣かせ”(←前記事より:私が勝手に命名)のBTSジンくん、昨年末のインタビューより。

「真剣な雰囲気が嫌い。そういう空気になりそうなときは、極力ふざけます。うちの会社のすごく真面目な管理職と話すときも、30分のうち20分は冗談ばかり言ってるし、「この人は真面目すぎて僕と合わないな」と思ったらすぐ席を立ちます」

「何で真剣な雰囲気が嫌いなのかって? おもしろくないですもんw」

「本業は歌手ですが、グラビアを撮ったり、コンテンツの撮影をしたり、いろんな仕事があってずっとカメラが回っていることも‥‥。“ ここまでがオンでここからがオフ ”という線引きが難しいんです。」

「だから、ふざけて楽しく過ごすことで、燃え尽きずに仕事が続けられるんだと思います」

(インタビュアーの述懐)
年齢による上下関係が厳しい韓国で、最年長の彼がこのように「明るく・おもしろく」という哲学をもっているからこそ、BTSは唯一無二のスーパースターなのだろう。私たちは彼らを、遠い世界のヒーローではなく、人間くさい魅力をもった、すぐ近くにいるスターだと感じることができるのだ。

「僕は特に優れたところがある人間ではありません。「ワールドワイドハンサムです」という自己紹介も、みんなにクスッと笑ってほしくて言ってるだけ。実際は、僕よりハンサムな人も、僕より歌やダンスが上手な人もたくさんいますから」

「自分については「たまたまBTSのメンバーです」くらいしか言えません。でも、みなさんが実際より良く評価してくださるから、その姿に近づきたくて努力しています」

*
「誰にでも生まれつきの長所がありますよね。僕の場合は、良くないことやつらいことをすぐ忘れる能力。秘訣? うーん‥‥。毎日が充実していると、意識が自然に前に向くんですよ」

「2020年から、“考えないで生きる”を目標にしてます。決して簡単じゃないです。明日にはこれ、明後日にはあれと、いろんな仕事がたくさんあって‥‥。雑念を払うのはほんとに大変ですよね。でも考えると頭が痛いですから。考えないようにしているから、最近は幸せなんですw」

*
「ファンの歓声が恋しくなるたびに、昔の(コンサートの)映像をYouTubeで探しますよ。「あの時のステージはああだったなあ」と思い返しながら見ています。つい最近も「MIC Drop」を見ました」

「フランス公演での「IDOL」で、曲のラストのアレンジを変えたことがあります。すると、ファンの人たちが、僕らではなくお互いに見つめ合いながら踊っていたんです。本当に楽しそうな表情で、すごくうれしくなりました。あのときのファンのみなさんのすてきな様子が本当に心に残っています」

「新年を迎える若い人たちへのメッセージ? みなさんこれまでがんばってきたんだから、もしプレッシャーがあるなら、少し下ろしてください。気楽に楽しみながら始めてみて。そう言って応援してあげたいです」

ほんともう、うちらのキムソクジンがちっとも真面目に答えないもんですみません!!! 

「真面目な話は嫌い」と言い張るもんだから、インタビュアーさん「苦悩や不安、未来を論じる代わりに、とても軽く愉快で、若干くだらない対話に終始した」と書いているw 

「イヤなことやつらいこともすぐ忘れるのが生まれつきの長所」と言った舌の根が乾かないうちに、「 ” 考えないで生きる ” が去年(2020年)からの目標」と言うジンくん。

ほらほら、この矛盾だよ~! 
生まれつき考えずに生きられる人間は、わざわざそれを目標にしたりしない。
自分でも言ってる通り、さまざまな考えが浮かぶ人なのだ。それを「考えないようにしている」。考えすぎるとつらくなることが分かっているから。
その目標を遂行できるのが彼の能力なのだ。

常人にはなかなか難しい「考えないようにする/ イヤなこともすぐ忘れる」ということを、なぜ彼は実行できるのか?

「毎日が充実してれば、自然に前向きになる」と言うジンくん。
ほらほら、また省略~!

仕事が多ければ、その分疲れるし、イヤなことも、不安なこともいっぱいあるだろう。なのに、「自分の毎日は充実している」と思えるのが彼の能力なのだ。
強い意思と絶え間ない努力があるからできること。
だよね? ジンペン(ファン)のみなさん!

インタビュアーさんも「この明るさがBTSの唯一無二の魅力のひとつ」ってわかってくれてる!!!

そして、若い人たちへのメッセージ
「今までがんばってきたんだから、プレッシャーを感じないでね」
って、それはきっとジンくん自身が自分に言い聞かせてきたことだ。

2016~7年ごろか、「自分へのメッセージ」というお題で彼がカメラに向かってこう語りかける動画がある。

「ジン、君はたくさん苦労してきたし、これからも苦労するだろう。でも、君の苦労は君だけが知っていればいい。これからも応援しているよ」

当時20代前半だったジンくん。
こんな言葉を言えるまでにどれだけ努力してきたのか?
想像するといつも胸がぎゅーっとなる。

自分の苦労は自分だけが知っていればいい。
でも、みなさんの苦労は僕が知っていて、応援していますから。

そう言ってくれる。
アイドルって何てすごい仕事なんだろう。


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