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気軽に話そ、聞こ。選挙のモヤモヤ

選挙期間の今、いろんな気持ちを話し合えたらいいなーと思う。

一生懸命活動している人がいる一方で、選挙中の街やSNSの雰囲気がどうにもイヤだとか、子どもが聴覚過敏で選挙カーが通るとパニック気味になるとかいう声も聞く。

選挙期間中は、選挙や政治に興味関心のある人と、あまりorまったくない人との差がことさら顕在化する。どうにかして、両者の間にコミュニケーションが生まれないかな~とずっと思ってた。

そのひとつのヒントになるのが、最近よく開催されている、若いARMY(BTSファン)たちのSpace。選挙や政治、人権について、率直な Speak Myself が行われている。

こうやって、ちょっとしたモヤモヤや、よくわからないことを、お互いに話し合えばいいんだ! と目からウロコだった。
スペースでは、「#自己責任よりLoveMyself」ってタグも誕生。これすごくいいよね?! 
以来、いろんな人がこのタグをつけたり、胸に刻んで、つぶやいたりnoteを書いたり、ストーリーをあげたりしてる。

さて、以下は私のちょっとしたSpeak Myselfです。

私は応援してる人がいてチラシ配りなんかも手伝ってるけど、
(チラシ配り=ポスティングも、駅立ちや辻立ちもけっこうおもしろいものですよ。学びもあるし)

配りながら
「ほとんど読まずに捨てられるのに、こんなに紙や燃料を使って‥‥」
と思ったりもする。
「でも、印刷屋さんにとってはこれが大切な仕事なんだろうな」とか。
「マイクで拡声するのって基本的に威圧感あるよね、でも、合理的ではあるんだろうな」とかも思う。

「結局、お金と時間をたくさん使える候補が有利だよな」とか。
「選挙も資本主義だな」とか‥‥w

選挙にかかわっている人も、
実はいろんなモヤモヤや矛盾を感じながら活動していたりするし、
投票は大事だと思っている人も、選挙活動の様子に違和感をもっていたりする。
お互いに共感したり、話を広げたりできるはずなんよ。

もちろん ぶっちゃけ
「そんなに熱くなられたらなられるほどこっちは引くし、かかわりたくなくなるんですが?」
という人も少なくないはず。

そういう、いろんなレイヤーの人が交わって、
コミュニケーションしていくことが、
よりよい選挙活動、政治活動につながるし、
それが民主主義ってもののはず。

単に
「○○さん・○○党を応援してます」
「投票に行きましょう」
だけじゃなくて(それも大事な意見表明だけど)
もっと、いろんないろんな声が聞けるといいよね。

もちろん、投票日までは限られた日数しかないから、
どの候補も必死。
「考えるよりとにかく動く」になるのは当然でもある。

思いがこもってようが、人のお付き合いだろうが、ネタだろうが、どんな一票でも同じ一票だから、とにかく票を積むのが正解。

でも、心ある関係者なら、
「私たちの活動ってどう思われてるのかな?」
「もっといろんな人の心に届けるにはどんなふうに話せばいいのかな」
「多くの人が選挙や政治をポジティブにとらえる世の中になるといいな」
と思ってるはずだし

今回が終わっても選挙はまたあるし、
政治活動はずっと続くから、
意見を今後に活かそうと考えるはずだ。

明日からの選挙活動を「ちょっとだけ変えてみよう」とする人がいるかもしれない。
「ちょっとずつ進む、変える」は民主主義の王道じゃないだろうか?

逆に、有権者の意見を一蹴するような人は、
本来、民主主義の政治活動者にふさわしくない。

私が今回聞いて、ナルホドと思った話。
「夕方の交差点で、候補者がマイクを使って大声で演説していた」
「赤ちゃんや小さい子を連れた人もたくさん通っていた」
「うちの子はベビーカーで寝ていた」
「それでも、候補者はずーっと、マイクで大声を張り上げている。庶民の味方みたいなことを言ってても、一人ひとりの顔は見ていないんだなと思った」

や、だからって、
「マイクを使うべきじゃない」とか
「子連れが通ったら口を閉じよう」とか言いたいわけじゃなく‥‥。

極論に走るんじゃなく、ベターを探っていくことが大事だと思うんです。

いつでも、考えながらやること。
そのためにはフィードバックを受けることが欠かせない。
そもそも政治は「声を聞く」ことから始まるものだし。

個人的で多様な声をたくさんたくさん聞くことで、
新しい考えやアイデアがわいたり、声をつなぐムーブメント(制度のほうを変えようとか)につながったりするんじゃないかな。

そういう声をうまく活かして活動している候補者もいるんじゃないかな???

選挙の関係者にとっては、生きるか死ぬかくらい特別な期間。
でも、他の人は、この期間も変わらず、自分の仕事や育児や介護をしてるわけで。大事なプレゼンや試験やイベント、悩みを抱えてる人もいる。

(あ、これは念のため言いたい。候補者や応援者にも家族があり、育児や介護をしながらの人もいます! 特に女性候補。)

「生活が苦しいからこそ政治を変えなきゃ」は本当にそのとおりだし
「政治は全員に関係あるんだから、今は選挙のことたくさん考えて」も正しいんだけど、候補者をよほど身近に感じている人でもなければ、それで100パー割り切れるものではない。生活って、そういうリアルなので‥‥

一生懸命選挙活動をしている知人友人がたくさんいるので、
この期間に書くかどうかだいぶ迷いましたが、
この期間だからこそのホットな感じ方や考えを
いろんな人がもってるんじゃないかな、と思って。

(一般の有権者は、選挙期間が終わったら、どうしても忘れてしまいますよね‥‥)

ダイヤモンドプリンセス号のときに岩田健太郎さんが
「みんな一生懸命やってるんだから、水を差すようなことを言うな、という雰囲気になりがちで本当の話し合いをしないのが日本人の悪いところ」
みたいなことを言っていたのを思い出して。

決して、上から提言したいわけではなく‥‥
選挙期間は町が賑やかだけど
活動やってる人と関心の薄い人の温度差がすごくて
コミュニケーションの無さにストレスを感じがちなので、書いてみました。

あ、ちなみにTwitterで見かけた提言。

「選挙カーと街頭演説は、音量を上げるんじゃなくて音抜けを良くする方にフォーカスすべき。200~500Hzをカット、2~3kHzをブースト。5kHzちょい足し。200kHz辺りの余計な帯域をバッサリ切るとかなりクリアに抜けるようになる。あと機材が悪い。スピーカーの径が小さすぎる」

次の選挙にでも活かせる方がいれば、、、

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