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2021.6 BTS Muster(ファンミーティング)「Sowoozoo」離れてるけど近くにいる君たち

7人で小さなバスに乗って野外ステージを周回しながら、テヒョンが「トトロみたい」と言うと、メンバーの何人かが「♪トットロ、トットロー」と歌いだした。日本のアニメ、世界のいろんな映画を見てるバンタン(BTS)のメンバーたち。

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東京と行き来したりすると、「福岡ってやっぱり日の入りが遅いんだな」とよくわかるんだけど、ソウルから中継されたオンラインライブでは、19時45分、ここ福岡の窓の外が暮れても彼らの頭上の空はまだ明るかった。

「ソウルはもっと西なんだな、これが彼らとの距離なんだな」と思っていたら、15分くらい経つとあちらもあっという間に暗くなって、「離れてるけど近くにいるんだな」とじんわり。日本と韓国に時差がないのが、なんかすごく身近に感じる。

というわけで、6/13、14の2日間にわたって行われたオンラインファンミーティング「Sowoozoo」の備忘メモ。。。

・チケットはK-popのSNSプラットフォーム「weverse」からカード払で購入。パソコンでログインしたのをHDMIケーブルでテレビにミラーリングして視聴。

・7人中3人、髪色が大胆に変わっている! Kアイドルは、新曲リリースとか大きなライブ前にこういうサプライズを用意することがよくある(だいたい事前にどこからかネタバレが流れてくるけどw)。

・というわけで、推しのジンくんが、久しぶりに金髪になってるーーー!

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・猫バス(違)で登場しながら「Life goes on」、降りてすぐ「Butter」、終わるとすぐに「Dynamite」という、ビルボードNo1の3曲をいきなりリレー。Dynamiteはトロピカルミックス。

・会場は無観客だけど、観客席に無数(ざっと見200~300くらい?)のモニターがあって、ステイホームで見ている各国のARMY(ファン)が映し出されている。

・ファンミーティングなので、MCではこれまでの思い出の写真や動画、ファンのツイートなどについておしゃべり。

・昔の練習室について 「狭かったね」「湿気で鏡が曇って、新聞紙で拭きながら練習してた」「二酸化炭素が充満してたよね」 聞いてるだけでしみじみ~。
「実はみなさんにお見せしていない練習室もあって、そこにはお化けもゴキブリも出ました」ともw

・「宿舎も練習室もだんだん広くなって」なんて話から、古い歌「引っ越し」。
チャットに「これ何ていう歌ですか?」というファンの書き込みを見つけて、息子10歳がチャットで教えてあげているw 

・昨年11月に出たアルバム「BE」から3曲が初パフォーマンス。貴重! RMが意外に緊張してる感じがあって新鮮。

・とはいえ、デビュー8年、世界各国でツアーをし続けてきた彼らなので、ステージでのパフォーマンスは堂に入っている。無観客でこのテンションか、という駆け抜けっぷりだった。アドレナリンが出るんだろうね。

・병~FIRE~so whatまで、ノンストップの高揚感すごい。精魂尽きるまでステージを走り回りたい、という思いが伝わってくるような。

・水をかけ合い、かけられないようにステージを端から端まで疾走して追いかけっこ、サングラスは壊れ、ステージを歩く小さな虫を囲んで「ハッピーバースデイ」と声をかけるw(デビュー8周年のイベントなのでw)

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・ステージだから、当然段取りと進行があるのに、とても自由に見える。

・「こんなに息が切れる中で話すのが久しぶり」「これが楽しいんだよね」「昔のライブ映像を見ると、自分がうらやましい」「昔は暑い中でのライブは苦しくて嫌だったけど、今はそれが懐かしい」

・1日目、ちょくちょく咳き込むジンくんにファンの心配の声が殺到。
 MC中も咳き込んで「ジンヒョ~ン、アマチュアみたい」「久しぶりに火薬吸い込んだから(笑)」「ライブの前は火薬嗅ぐ準備をちゃんとしなきゃ」とメンバーに笑われてたみたいだけど、火薬嗅ぐ準備って、スタジアム級のアーティストはそんなんもするんですか?!

・2日目は「ワールドツアーバージョン」ということで、最初の挨拶は世界各国の言葉で。「こんばんはー!」「シュガです(日本語)」。

・基本的に昨日と同じ衣装だけど、みんなヘアスタイルが大胆に違う! J-HOPE(ホビ)は髪を切っている。爆イケてる。

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・「ライブに行った帰りは全員がホビの女になっている」という話を聞いたことがあり、2日間見てそれがよくわかった。マジでライブ中のホビはやばい。正視できないくらいのかっこよさ。パフォーマンス中、常に、フェロモンなんて言葉じゃ表せない何かをまき散らし続けている‥‥! 

・MCでは各自がソロ曲をアカペラで口ずさむコーナーも。みんな異様に恥ずかしそうなのがウケるw しかも、最後のテテが歌おうとして口ごもり、「ちょ、どんなメロディーでしたっけ」とガチでメンバーにたずねてたw 

・1日目はシュガのソロ曲「Daechwita(大吹打)」を、2日目はJ-HOPEのソロ曲「Chicken noodle soup」を7人でやったのがハイライトのひとつ! ラッパーの2人の曲なので、ふだんボーカル担当の4人のラップもがっつり聞けてファン垂涎。

・「Daechwita(大吹打)」、MVのとおり韓国時代劇風のセットなんだけど、わざとB級に演出しててノリが学芸会w ジンくんとテテの付け髭のクオリティ低w 異教徒ふうの罪人に扮したテテは刀で斬られたのと逆方向に倒れこんでいた(そして3秒後に起き上がって歌い始めるw キリストかw)

・「Chicken noodle soup」、原曲では女性シンガーBecky・Gが歌うパートを、同じ音域で軽々と歌うジョングクとジミンw 特にジミンのスペイン語でのラップがツボすぎて‥‥

・そしてこの曲ではジンくんの魅力が炸裂! 全員、ダウンタウンのチーマー(言い方が古w)やチンピラ風のスタイリングだけど、全然怖くもワルくもない、ひたすらかわいいジンくんw 
 ハードなダンスを危なげなくこなし、フリースタイルダンスはめちゃくちゃかわいく、ラップが意外にちゃんとラップになってたジンくん~! ネットに上がってる動画のリピートが止まらない。

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・みんな汗と水でびしょ濡れ。「マイクが壊れそう、高いのに」とジミンちゃんw RMが髪の毛をかきあげると、2ブロックの派手な刈り上げがあらわになり、メンバー全員が「おおおー!」「セクシー!!!」とオタクのような歓声を上げるw

・2日目は日本語で2曲。「Film out」のハーモニーが厚くて美しい。

・ラスト、2日間ともすごい花火が打ちあがって、猫バス(違)の中から相当びびる&謝る少年団w

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1日目 「花火すごい!」「遅くまですみません!」「クレームがきそう!」「明日もやります、ごめんなさい!」
2日目 「花火すごい!」「僕たちの製作費が爆発しています!」
(笑)(笑)(笑)

・sowoozooとはソウジュ、と読んでいいのかな、「小宇宙」の韓国語読みで、英語では「Mikrokosmos」という。

・同名の曲をアンコールのラストに。「窓を開けて、スマホのライトを振ってみてください。同じことをしてる人がいたらARMYです」とテテ。

「70億の光、70億とおりの人生」
「一人一人が小宇宙だよ」
「僕たちは互いに光を送り合っている」
「夜が深いほど星の光は輝く」

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・非日常なライブが終わった後の放心と喪失感を久しぶりに味わった。オンラインでこれだから、対面になったらどんだけやばいんでしょうw(心配しなくてもチケット争奪戦は史上空前に熾烈だろうw)

・高校生のころ、朝の会で順番に1分間スピーチをやらなきゃいけなくて、「前週に見た小沢健二のコンサートがどんなに楽しくて、今自分がどんなに喪失感を引きずっているか」というスピーチをしたことを唐突に思い出したw あれから約25年、人間は変わらないものですね‥‥

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