[読書記録]イノベーターのためのサイエンスとテクノロジーの経営学

気になった箇所、感想などをメモとして綴ります。

今回の本はこちら

  • ITとバイオテク ・ヘルスケアについて多く書かれていたので、馴染み深く、納得しつつ、また「で、どうするかだよな」と考えながら読んだ

  • 大学がある場所に大手企業が移転してきて、共同研究などが発生するから研究成果の実用化が進む、という研究もあり、違和感はない。
    しかし大学と企業が近接する状況は既にあっても、期待したほどに協業が進んでいない状況が現状である。その一因は表面的な吟味の会話だけで、シーズをどう開発すれば事業化できるかまでの腰を据えた意見交換がフランクに発生していないからだと仮説している。フランクにディープな意見交換をするには、相手の胸を借りる姿勢を率先して表明できるか&相手が信頼に足る人物かを知っておく必要がある。この意識を定着させるために、小手先テクからでもコミュ力・企画立案力を身に着けていくことが必要

  • イノベーション創出に関する研究論文を数多く取り上げ、丁寧に内容解説されていたので、先行研究の効率的な情報収集に役立った

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