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ローリング・ストーンズの2枚組ライブすぐに値引き交渉

 車庫兼倉庫の中に入れておいたレコードの束から最初の10枚を取り出した。どんなレコードが並んでいるのかひもを切ってみないとわからない。クラシック、ラテン、ロック、日本のポップスやフォークと脈絡もなく並んでいた。この中からまず5枚出品してみた。価格はメルカリで検索して売れている中で高くもなく低くもないレベルをつけた。レコードは重くないのに宅急便ではサイズが大きいため高くなる。メルカリで主流になっている相手の名前、住所がわからなくても送ることができる「らくらくメルカリ便」や「ゆうゆうメルカリ便」では1枚で750円も送料がかかってしまう。メルカリの手数料も考えると価格引く1000円が利益ということになる。余りやすい価格もつけられない。
 出品した1枚にすぐに問い合わせをもらった。ローリング・ストーンズの2枚組ライブアルバム「ラブ・ユー・ライブ」。


 ストーンズは高校生の時に好きになって以来買い続けてきた。このライブアルバムは1975年3月15日から17日にかけてパリで行われたコンサートを収録したものでギターがミック・テイラーからロン・ウッドに代わってアルバムでアンディー・ウォーホールがデザインしたジャケットが印象的だ。2400円で出品した。どれぐらいが適正価格化わからず帯なしということで安めにしたつもりだった。出品後すぐに問い合わせがきた。「2000円なら即決なのですが値下げは可能ですか」という内容。初めての問い合わせで取引の結果も出したかったので「2200円なら下げますが、初めの出品でどう値下げするのかわからないので調べてみます」と返信すると「初めての出品ならこの価格で買います」という優しい返信をもらい初の取引が成立した。出品してすぐに売れたので今後もやっていけそうな自信を得た。


 メルカリにはローリング・ストーンズのライブアルバムを
もう1点出品している。「ラブユーライブ」の6年後の1981年に米国ツアーを納めたライブレコード、「スティル・ライフ」だ。レコードはA列車は行くのイントロでは始まり、初期のヒット曲アンダー・マイ・サム、夜をぶっとばせと続く。締めくくりはサティスファクションと疾走感あふれるレコードだ。最後はジミーヘンドリクスを思い起こさせるギターソロで星条旗は永遠なれ。アメリカを意識させるライブレコードだ。

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