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マイルスはすごい、レコード聞き直す 60年代は最高
次にメルカリに出品するのは何か、車庫の倉庫を探すと、箱に入ったレコードが何点も見つかった。映画音楽や日本のフォークミュージック、クラシック複数枚セットなどなかなか魅力的な音楽がそろっていた。買ったことを忘れていたのもあれば、鮮明に覚えているのもある。どちらもメルカリに売ろうと思わなければいずれ捨ててしまったかもしれない。
マイルス・デイヴィスの箱入り2枚セットが出てきた。たぶん初めて買ったジャズのレコードかもしれない。CBSソニーが日本向けに作ったアルバムでギフトセットと名付けられ、1956年から1969年まで珠玉の演奏がそろっている。最初のRound Midnightはサックスがジョン・コルトレーン。マイルスとコルトレーンのからみは何度聞いてもいい。1枚目のレコードが消音機を使ったミュートな響きのマイルスは夜酒を飲みながら聞くには最高だ。
https://jp.mercari.com/item/m85846682171?afid=9924714062
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この2枚のレコードにはこの当時のジャズ界のトップがそろい、解説書の曲ごとの参加メンバーを見ているだけでうれしくなる。ピアノはビルエバンス、ハービーハンコック、チックコリアと続く。ベースはロン・カーター。2枚目にはサックスはウエイン・ショーターがでてくる。
マイルスは70年代の「ビッチェスブルー」からエレキ色を強め、こちらもマイルスを聞かなくなってしまった。2枚目最後のスパニッシュ・キーはその後のマイルスの方向性を示す曲で買った時とはあまり好きでなかった。今改めて聞くと悪くない。メンバーにはギターのジョン・マクローリンやドラムのジャック・デジョネットも入っている。この二人はこののちジャズ界をリードし、リーダーアルバムも買った覚えもある。
このギフトセットの選曲に敬意を表したい。70年代のマイルスを聞き直したくなる。
出品したこの2枚組ボックスは、レコードはクリーニングしてきれいに聞けることは確認した。でも箱は薄汚れている。高額ではなかなか売れないだろうなと思ったが安い値段をつける気は現時点ではしない。安く売るにはあまりにももったいない。永久保存しておけばいいのだろうが、地震対策へ断捨離するという初心もあり出品した。
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