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秋の天気は変わりやすいという話

タイトル通り、「女心と秋の空」なんて言いますが、秋の天候は変わりやすいものです。

パイロットの学校では高気圧と低気圧が入れ替わりやって来るから。

という風に習いますが、もう少し詳しく考えてみます。

図は2019.11.19の地上天気の予想図。

北海道の北には976hPaという台風並みの前線を伴った発達中の低気圧があります。
東進しているので、今後北陸から北海道にかけては典型的な冬型の気圧配置になって強風、気温の低下が考えられます。

また、台湾の南には台風があります。こちらは985hPa。
台風の定義は気圧の低さでは無いですから北の低気圧より気圧が高いのになんでこっちの方だけ台風なの?という疑問をもたれた訓練生はもう一度台風の定義を確認しましょう。 

さて、逆に南側は夏型で、台風が暖かく湿った空気を運んできます。

夏の台風期の気圧配置と冬の気圧配置が共存する。それが秋の正体です。

そしてこの寒気と暖気はどこかでぶつかるので前線が出来ます。
それが日本列島と被ると地上天気も上空も大荒れになるという仕組みです。


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