国連安保理

そもそも、ロシアが常任理事国っていうのは、もう明らかにおかしくないか?と思う。

これまでも、あれこれ検索していると、日本の結構保守的なサイトでは、日本の「国連至上主義」をやめろ!というのがあって、その主張というのは、「基本的にいつまで経っても、日本、ドイツ、イタリアは「敵国条項」がまだ有効で(今でも?確認してないけど)、アメリカ、中国、ロシア、イギリス、フランスは、どんな悪事を働いても「常任理事国」で、身分が違う。」ってな感じだったかな。

もっと、フラットにならないもんかと思う。
世間の注目度、なんてのが引っ掛かるのは、ある程度は仕方ないかも知れない。例えば、大洋州などの人口が極端に少ない(その割には、領海面積が広い)国に、極東の某国なんかが、現地人の人権無視の「経済」侵略をしても、おそらく、国際世論では大した関心は集めない。発議なんてしたって、その某国が常任理事国なら、その国の反対だけで、「被害届」を出せない感じになる。そんな時、当事国にとって、国連は機能しない。
結局、大国、しかも、第二次世界大戦の終戦当時(一体、どれくらい前の話だ?)の立場だけで、国連は動いている、ような気がする。

軍事力に物を言わせる、そこそこの軍事力を保持している、それが、例えば、今回のロシアの行動に対峙するような場合、全否定することができない、ってことは、理解している。でも、結局、アメリカだの、EU(表面的にはNATOか?)が、本気で軍事力を動かしたら、間違いなく第三次世界大戦に突入する。
プーチンみたいなバカ(というより、理性はあるから知能的にはバカではないけど、人としての感情を理解できない、感情バカというか、人非人というか、そういうの)が、国家元首だったりしたら、国連だって、ロシアの「核兵器使用の可能性」の一言で、世界中の人を「人質」に取られているような状態になってしまう。身動き取れない、だから、どうしようか、ってのが多いのは、私なりにはかなり理解できるつもり。(決して、ウクライナを見捨てている訳じゃ、ないんだけれど。)だけど、それは別問題だとも思う。

はっきり言って、ロシアが「常任理事国」なのを認めていたら、決して「平和」なんて実現しない、気がした。安保理常任理事国から、ロシアを排除すべきだ。今回、「嘘」を持ち出して、安保理の会議を招集したなど、そのロシア排除の「理由」になると思う。

大した軍事力を持たない国、アジア、アフリカ、大洋州なんかには、「もし隣国がロシアだったら」それこそプーチンの思惑通りに、二日で国が消滅する、そんな国がいくらだってある。だからと言って、そうした「弱小国」(軍事力だけを尺度にするこの呼称は、嫌いだなぁ・・・)が、生き延びるために、「国連」が当てにならない、なんていうことがあっていいのか、と思う。

例えば、「国連総会」で三分の二以上の賛成で、ロシアを常任理事国から除外する、なんてのが可能なように、ならないもんだろうか。

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