「アメリカへの核攻撃」を議論しながら、我慢できずに笑いだしたロシア専門家
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/04/post-98559_3.php

「完全に破壊」"destroy complete"という表現があったけれども、即死する人ばかりではない。全身に大火傷を負って、苦しんで水を求めながらその日のうちに亡くなる人も多数いるだろうし、さらに、放射線でDNAが損傷を受けて細胞が再生できず、全身が「腐る」という表現が正しいのかどうかわからないけれど、そういう人も多数出る。さらに多い、後遺症を抱えて生きのびた人たち。
東京でもそうだろうけれど、ニューヨークということになると、即死が数十万人だとしても、それを上回る人たちが、焼けただれたり、腐っていく肉体に苦しみながら死んでいく。そうした光景が地上に出現することを「笑いだして」言及していた。私の感想としては、楽しそうに話していた気がするけれども、ロシア絡みのニュースに関して言えば、もはや、適切な単語が思い浮かばない。あの人たちは人間なんだろうか?

以前読んだ「核の報復の連鎖」では、アメリカが先制攻撃されたなら、着弾から間もなく無数の報復のミサイルがロシアに受けて発射され、その発射を受けて、今度は日本や欧州などに向けて(あるいは、最初から飛んでくるんだろうか?)核が発射され、その連鎖は、結果的に北京も、シンガポールも、ニューデリーも、カイロも、ブラジリアも、エルサレムも、ほぼ地球全体を標的にしてミサイルが飛び交う、ということになるらしい。
実際にどうなのかは知らないが、誰にも試して欲しくない。

だとしたら、「全身が腐りながら、苦しんでいく人々」は、ロシアの先制攻撃に端を発して、全世界に何千万人、何億人と発生することになるんだろうと思う。
そういう光景を想像することが「楽しくて仕方ない」人たちがいる、ということに、「核」以上の恐怖を感じる。

核の恐怖、今さら気付いた「有事には原発が攻撃対象となる」現実【コメントライナー】
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022032500743

チェルノブイリ(チェルノーブル?)で、被曝者治療にあたられた日本の医師の方が、「原発攻撃はあり得ない行為」のようなコメントをされた記事を斜め読みしたけれども、見失ってしまった。ただ、その方が発言されていたが、「原発攻撃」も「あってはならない」人道上の危機をもたらす。

ロシア人は「核」や「放射線被曝」が人体にもたらす影響について、無知なのか。とも思ったが、そうでもないかも知れない。

貧者の核と言われる生物化学兵器も、多くの人が苦しみながら亡くなったりする。そうした兵器を誇示するような人間性を持っている人たち、だとしたら、無知なのではなく、いずれは自分が含まれるとしても、多くの人々が苦しみながら死ぬ光景を想像するのが、楽しい、そういう人たちなのかも知れない、という気がしてきている。

とても危険な論調になってしまった。「特定の国籍、特定の人種などを名指しで、悪だと決めつける。」のは、よくない。絶対的に良くないとは理解しているが、国営放送でこの映像を流しているということは、その「発言者」だけではなく、ロシア人というのがそういう人たちなのだと、思えてならない。

「だったら書くな!」と怒られそうだけれども、どうか、相当に「割り引いて」読んで欲しい気がした。

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