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一度立ち止まって、自分に自問自答をした。

2021/5/9 芸能記録no.39
「俳優・前田旺志郎 俳優としての野心」

最近よく見かけるようになった俳優さんだな〜と思っていましたが、
まさか、あの「まえだまえだ」の弟さんだとは、最初気付きませんでした。

源さんが出ていた「MIU404」にも陸上部の選手役で出ていたし、
今放送されている朝ドラ「おちょやん」にも、
すごく大事な役で出ていたし、しかも、本当に演技が上手で。

そんな時に、記事を見つけたので、
インタビューを元に、
俳優として活躍している前田さんの心の内を覗いてみたいと思います。


インタビュー記事(一部抜粋)

Q、小学生兄弟お笑いコンビ「まえだまえだ」として
  注目されることに対して思っていたこと、とは?

当時は“いま注目されているんだな”と認識できる年齢ではなかったので、
単純に自分がよく観ていた『エンタの神様』に出られることが
嬉しかったり、好きな芸人さんとご一緒できるのが楽しみだったり、
そういう喜びの気持ちだが強くてひたすら楽しみながらやっていました。
だから気負うこともなかったですし、良くも悪くも自分が
「まえだまえだ」なんだという意識はあまりなかったです。

Q、俳優として、意識していること・大事にしていることとは?

例えば『おちょやん』の現場だったら、
千代さんと一平さんの義理の息子という立ち位置の寛治が、
シーンの中でどういう居方をすればベストなのかを考えるようにしていて。自然に演じるというよりは、作品そのものやシーンごとに、
どれだけ馴染むことができるかということを意識しながら
演じるようにしています。

Q、俳優としてずっとやっていこう、
  そう思ったターニングポイントはあったのか?

「まえだまえだ」として色んな番組に出させていただいたり
話題にして頂くことがあっても、
それはたまたまであって自分達の力で何かをできたとは
全く思っていませんでした。
当時は始まりからの流れで続けていましたが、高校受験の時に
“ここから先はちゃんと将来を考えないと後戻りできなくなるぞ”
と危機感を覚えたんです。
一旦立ち止まって、自分はこれから何をやりたいのかを自問自答しました。それで出た答えが、俳優という仕事だけは絶対に続けたいという強い想い。そこで初めて自分の気持ちを確認できたし、
決意を固めたので、高校受験が僕にとってのターニングポイントでした。

Q、俳優活動をしながら、慶應義塾大学で演劇教育を学ばれているとか?

俳優という仕事が本当に好きで、
続けられていることに感謝しているんです。
でも、それと同時にこれまでの俳優としての経験を活かして
人のために何かできないか、
そして社会に何か貢献できることはないかを考えることも
大切なんじゃないかと思うようになりました。お芝居を通して感じること、できることはとても多いと思っているので、
演劇教育を通じて社会貢献に繋がったらいいなと思っています。

Q、これから挑戦したいこと、とは?

いつか脚本を書いたり映画監督に挑戦してみたいです。
俳優として憧れるのは阿部サダヲさんや仲野太賀さん。
お2人はすごくエネルギーに溢れた方だと思うのですが、
それを全面に押し出すのではなく、
自然と滲み出ているところが素敵だなと思っています。
まさにお2人はどんな作品にも自然と溶け込んでいる感じがするんです。
そういうお芝居ができる俳優に憧れます。
あと、俳優としていつかご一緒してみたいのは今泉力哉監督です。
色々と挑戦したいことはありますが、
「まえだまえだ」のイメージがまだ強いと思うので、
少しずつ更新していけたらなと。
そしていつか兄も僕も俳優として世間に認知されるようになったら、
「まえだまえだ」としての再活動もアリかなと思っています(笑)


時を経て。

「一度立ち止まって、これから何をしたいのか自問自答をした」

この言葉がとても印象的でした。

2007年、小学生の頃からお笑いコンビとして活動して、
それからいつのまにか14年という月日が経って、
兄弟揃って、俳優として活躍していて。

ずっと芸能界にいたからこそ、
これから先のことが不安になり、見えなくなったから、
何をしたいのか、一度立ち止まった、という考え方に共感しました。

「おちょやん」の演技は、本当に素晴らしいです。
献身的に千代を支える、息子的存在を演じているのですが、
(本当の息子ではありません)
その迫真の演技が、凄すぎて、見入ってしまいました。

個人的にエンタメ大好き人間としては、
前田旺志郎さんのこれからの活躍が本当に楽しみです。


おりょう☺︎


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