見出し画像

新たな入り口に、立ちます。

2020/10/6 自分記録no.11「過去の努力に、サヨナラします。」

約2年近く、自宅でずっと眠っていた就活時代のエントリーシート。
今日は、そのエントリーシートを処分しました。

正確には数えていないけど、きっと100社以上になると思います。
テレビ局の試験って、手書きのエントリーシートが多くて、
写真を切り貼りして自分をアピールするのが、
アナウンサー試験の就職活動でした。

当時の私も、
写真スタジオで撮影してもらったり、
アナウンススクールで撮影してもらったりしていました。
結構、高いお金を出して、
慣れない格好をして、慣れないカメラに向かって笑顔を作って、
撮られることが苦手な私にとっては、
多分、この頃から小さなストレスが募っていったのだと思います。

アナウンサーの仕事ができるなら、
私はどこへでも行く覚悟を持っていたので、
受けた放送局は、東北から沖縄まで。全国が、勝負する場所でした。


どこへ行っても不合格通知ばかりだった、私の就職活動。

基本は、大学3年生くらいからインターンをして、
大学4年生から本格的に就職活動が始まり、
夏あたりには、就職先が決まり、ホッとする。

きっと、そういう流れがほどんどだと思います。

でも、私は、こういう”普通”とは全く違ったんです。
想像しただけで、苦しくなるけど。

私の就職活動は、高校3年生から始まっていた気がします。
この時に夢を見つけ、
その夢を頼りに大学に進学をして、
大学に通いながら、アナウンススクールに通って、
テレビ局で、アルバイトをしながら裏側のことを勉強して、
大学4年生になって、エントリーシートを書き始めて。

こう考えてみると、私の就職活動は、約5年。
周りの人は1年ほどで終わるのに、私はすごく長い時間を使っていました。


現在、放送している「おカネの切れ目が、恋のはじまり」というドラマ。
ここで、主人公を演じる松岡茉優さんのセリフがグサッと刺さったんです。

コンコルド効果
その投資が損失につながることが分かっているのに、投資をやめられない。
これまでに費やしたお金や時間や想いが、
ただの浪費だったとは思いたくないから。
これまでの想いがゼロになってしまうのは悲しいから。

この言葉のように、私はとんでもなく長い時間を使ってきました。
同時に、たくさんのお金も使ったし、色んなことを考えました。
薄々はきっと気づいていたけど、
これまでやってきたことを否定したくなくて、
ただの浪費だと思いたくなくて、
私は最後の最後まで、足掻いて、足掻いて、足掻きました。

どこかに、誰かに、見つけてほしくて。
「あなたと一緒に働きたい」そう言ってくれる人がいると信じて。

でも、そう上手くはいきませんでした。


踏ん切りがついた、だから捨てます。

大学を卒業して、2年。
観光バスの仕事をはじめて、2年。
私には、きっとこの2年の時間が必要だったのだと思います。

卒業してからすぐは、
来年もう一度アナウンサー試験を受ける!!と意気込んでいたけど、
今は、そうは思いません。

声を使う仕事はずっとやっていきたいけど、
その手段として、「アナウンサー」という仕事は私に向いていなかった。

ただ、それだけの話だと思います。

夢を持つことは素晴らしいです。
生きる活力になるし、表情などもキラキラします。
でも、ガムシャラに頑張ったからと言って必ずしも叶うとは限りません。
人生、良いことばかりじゃない。
そのことを、この就職活動でひどく痛感しました。

でも、その過程を精一杯にやりきったのなら、
きっと、あの時間には私にとって意味があったのだと思います。

気持ちに踏ん切りがついて、
新たにやりたいことも明確に見えてきたこのタイミングで、
過去の努力に、サヨナラします。

処分したことで、なんだか心がスッキリした気がします。
肩にずっと乗っていた荷物を降ろしたような、そんな感覚です。

軽くなった心で、勢いよくスタートダッシュします。
風をきるように、軽快に。笑

明るい未来を描きながら、
これからも私は自分らしく頑張ってみることにします。
ただの自分の気持ちを書いただけですが、
今日は、私にとって結構大切な1日でした。

よし、やってやるぞ。


おりょう☺︎







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?