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暗闇で咲き誇る、桜の木の下で。

新年度へ。 

今日は4月1日。
さて、新年度の始まりです。

まず、進級した皆さん、新入社員の皆さん、おめでとうございます。
こんな最悪な状況ですが、
心が折れそうになるくらい大変なことが起こっていますが、
どうかどうか、前向きに。
新しい環境に戸惑うこともあると思いますが、
どうかどうか、グッと耐えて。

そして、
ずっと書いていなかったnoteを今日から再開したいと思います。
継続することの難しさを知っているから、
継続することに、ちゃんと向き合おうと決めました。
毎日はできないので、週1回。
その週のまとめと、次の週のことなど、
日常のことを私なりに綴っていきたいと思います。


暗闇のその先には。

去年の今日、私は自分ごとで暗闇にいました。
Instagramのストーリーズに流れてくる入社式の映像を横目で見ながら、
自宅で録画していたドラマを1日中見ていました。パジャマ姿のまま。
これから自分はどうなるのか、
これから自分はどこを目指していけばいいのか、
未来のことを考えるのが苦しくてたまりませんでした。

そして今年は、世界規模で暗闇に包まれています。
毎日のトップニュースは、ウイルス感染者の人数報告から始まります。
バラエティ番組を見て笑っていても、
速報の音がなり、テロップが入り、急に現実に引き戻されます。

正直、もううんざりしています。
今日まで、今日だけ、マイナスなことを言ってもいいですか。
せっかく春だというのに、
せっかく桜が満開になるというのに、
街を歩けばマスクをした人ばかり。
いや、街を歩くことを自粛されている日常がすでに始まっています。

こうなるなんて想像もしていなかった、
心の底からそう思います。
まさかオリンピックが延期になるなんて思っていなかったし、
まさか志村けんさんがお亡くなりになるなんて思っていなかった。

最初は、信じられなかった。信じたくなかった。
嘘だと思いたかった。
でも、スッキリの番組で春菜が泣きながらコメントを絞り出す姿を見て、
本当なんだ…って思いました。

その日はずっと無気力で、涙が止まりませんでした。
まるで、親戚のおじさんがいなくなったような感覚でした。

毎日感染者の人数がただただ増えていきますが、
その一人一人が誰かにとって大切な人ということを改めて知らされました。
これまでにあった災害で痛いくらいに感じたことを、
私は忘れかけていたんです。

絶対、忘れちゃいけないことでした。
絶対、覚えておかなくてはいけないことでした。

桜の木の下で思ったこと。

私の職場、その近く、少し歩くと桜の木が2本あります。
その2本とも満開の花を咲かせていました。

花って不思議なもので、
桜を見上げるだけで何だか元気が出るものです。
こんな大変な状況にいても、桜は咲く。それも、満開に。

そんな健気で強い桜に元気をもらった後、
今わたしにできることはなんだろう、と思いました。

まず日常を壊さないこと、
生きる術を見つけること、
今まで手付かずだったものに触れること、
手洗いうがいを忘れないこと、

案外、頭に浮かんだことはシンプルなことばかりでした。

恐れてばかりじゃ何もできない、微力ながら私も戦ってみます。

敵は見えないけど、間違いなく敵はいます。
それぞれが危機感を持って、
自分が自分の身を守ることで大切な人も守ることができます。



どうかどうか、
すべての人の心に満開の桜が咲き誇りますように。
そして、多くの笑顔で包まれますように。



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