好きなことを詰め込んだ、私らしい論文の形。
2022/3/14 「お題に参加します。#わたしの卒業論文」
卒業論文、とても懐かしいです。
色々悩んだなぁ、とか、論文があったから助けられたなぁ、とか、いろんなことを思い出します。
あの頃、就活にことごとく破れ続けて、体も心も元気がない状態だったから、好きなことを好きなだけ書ける「論文」という存在が支えになっていたな、と改めて思います。
多分、世間的には「なんだそれ。笑」と思われるだろう、私の論文。
大好きな星野源さんのことについて研究し、ただただ魅力を語り続けるものでした。ある意味自分本意の論文だったと思います。でも、この論文のおかげで、私は途中でやつれる事なく、卒業まで走り抜けることができたんだと思います。
これがきっと、自分の興味のないことだったり、書き進めていく中で楽しくないと一ミリでも思ってしまうものだったら、私はきっと卒業することはできなかった。
万が一卒業はできても、やりきった!と胸を張って卒業証書は受け取れなかったと思います。
論文に取り掛かる前は、とても気持ちが沈んでいました。ドラマとか映画とか、年上の友人とかの話を聞いていると「論文はとても大変なもの」と思っていたからです。
でも、実際にやってみると全く別物でした。
きっとそれは、自分の好きなこと、知りたいこと、知って欲しいこと、もっと調べたいと思っていることを題材にしたからだと思います。
迷走はしました。
源さんという人物は最初から最後まで変わらなかったけど、源さんを取り囲むジャンルを何にするかは悩みました。
NHKで放送されている「おげんさんといっしょ」という番組をもとに“音楽バラエティ”の歴史を調べようと思ったり、源さんの音楽の原点である“ブラックミュージック”について調べようと思ったり。
ゼミの先生が音楽好きだったこともあり、いろんな話で会話が弾みましたが、私はこれまでこれっぽっちも音楽に触れてきた経験がなかったので、初めてのことばかりで少し難しく、路線をずらして題材を決めていきました。
完成した論文は、タイトルを読んだだけで私のものだとわかる、私らしい、私が全面に出ている論文になりました。友人に「すぐわかった」と言われるほどでした。笑
好きなことに、好きなだけ、好きなように、夢中になったからこそ私は大満足の論文を提出することができました。
論文って固いイメージがあったけど、私は心から楽しんで書き終えることができた。就活で沈んでいた私ですが、なんとかバランスを保つことができたのは、間違いなく論文のおかげだったと思います。
3月を向かえて、大学を卒業してもう3年が経つのだと思うと信じられません。
あの頃の私が、今の私を見たらなんで言うでしょう。
変わらないねというか、変わったねと言うのか。
もう大学生ではないので、論文を書く機会はないと思いますが、このnoteも「書く」ことには変わりありません。あの頃の自分に恥じないように、これからも「書く」ことに向き合っていきたいと思います。
やっぱり、書くことが好きです。
おりょう☺︎
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?