「覚悟を持って、僕はこの道を選んだ。」
2021/1/9 芸能記録no.22「桜井和寿と櫻井翔が、今思うこと。」
※2020年11月30日放送 日本テレビnewszeroでの対談特集について
結構前の対談特集ですが、
録画をしていて、2ヶ月ぶりに2人の話している姿を見ていたら、
なんか、書いておきたいな、と。
残しておきたいな、と思ったので、今日はこちらをまとめます。
たった10分ほどしかなかったのに、
心に刺さる言葉が多く、また改めてちゃんと考えないといけない、
そう強く思ったので、
私自身が忘れないようにちゃんとここに記録しておきます。
あわよくば、この放送を見ていない方にも届いて、
その方の、何かのきっかけになればいいな、と密かに思うことにします。
刺さった言葉。
ページの一番下に、インタビューの全文は書きまとめていますが、
そこから抜粋して、私の中で心に刺さったものをいくつか紹介します。
まずは、タイトルにも書いてある言葉。
❶その覚悟を持って、僕は音楽の道を選んだ
その覚悟の「その」に隠されているモノについては、
多分、インタビューを聞いてから感じるものがあると思うので、
あえて言いません。
ですが、こうやって堂々と自信を持って、強い意志を持って、
桜井さんは精一杯生きているのだと、そんなモノを受け取りました。
❷死をイメージすることで、できるようになっている
今、この世界で、きっと、誰もが「死」を身近に感じていると思います。
いつ、どこで、誰が、いなくなるか、なんて、
多分、神様でさえ分からないことなんじゃないかな。
創る側にいる桜井さんは、「死」をイメージすることで、
楽曲に変化があって、また新しいものが世に出て行くんですね。
コロナって、憎くて憎くて、本当に蹴り倒したくなるくらい、
怒りの感情もありますが、
こうやって、新しい視点で、新しいものが生み出されていく、
そのことを考えると、悪いことばかりではないのか、
と思ってしまう自分もいます。
「ちゃんと、考えなさい。一度しっかり考える時間を作りなさい」って、
神様よりも上にいる誰かに言われているみたいな感覚になります。
でも、やっぱり、憎いものは憎い。笑
❸絶対に超えられない壁にもなっておきたい
これは、櫻井くんの言葉です。
「嵐」を通して、後輩には色々なものを伝えたい一方で、
こういう矛盾する気持ちもあるそうです。
そりゃ、あそこまでの国民的アイドル、
いや、世界的アイドルに上り詰めたんだから。
ジャニーズには人気のあるグループもたくさんありますが、
しばらくは、「嵐」のようなアイドルって生まれないと思いますね。
(あくまで個人的な意見ですが、、、)
嵐好きとしては、絶対超えられない壁になってほしい、な。笑
❹結局行き着くところは、俺、好きでやっているんだよなって。
こちらは、桜井さんの言葉。
私の憧れている人は、全員「好き」を貫いているんです。本当に。
好きを全うしている人って、本当に強いんです。
このインタビューを聞いていて、
「やっぱり桜井さんも同じなんだ…」って、腑に落ちました。
音楽の最先端を常に走り続けている人も、こうやって考えているんだって。
私はまだまだ半人前で、自分が何者かも分かっていないけど、
でも、とにかくずっと思っているのは「好きを大切にすること」
きっと、その強い思いがあればどうにかなる!という、
根拠のない自信があります。何故なのか、不思議とあるんです。笑
放送を見て。
たった10分。されど10分。
本当に、盛りだくさんの豪華すぎる対談だったと思います。
きっと、世界がこんな状況にならなかったら、
聞けなかったであろう話をたくさん聞くことができました。
アーティストだからこそ、自分自身で作詞作曲をするからこそ、
きっと、感受性が人一倍敏感だからこそ、
こういう言葉が桜井さん・櫻井さんの口から出てくるんだろうなって。
放送から約2ヶ月ほど経ちますが、
日本の状況は、世界の状況は、日に日に悪い方向に行っています。
この先どうなるのか本当に全く分かりません。
もう、本当に分からなくて、怖くて、不安で、怖い。
でも、Mr.Childrenのdocumentary filmを聴きながら、
少しだけ、まだ来ぬ未来について考えてみたいと思います。
インタビュー全文
全文、文字起こししています。
Q、出口の見えないコロナ時代、どう過ごしたか?
桜井:何かアクションを起こす気にもならず、ひたすら迷っていました。
出口が見えないのに、
アウトプットをどこに設定していいのかが分からない。
Q、やり残したことが生まれた一年だったが…
桜井:僕は諦めるのが上手いというか、
すぐに「しょうがないな」と思ってしまう。
音楽にしろ、スポーツにしろ、
プラスαの有り余った力があるからこそ、
動かせるもののような気がするんですよね。
だから、コロナで経済・生活を回すのが精一杯の時に、
僕らが動けないのはしょうがないと思うし、
その覚悟を持って僕は音楽の道を選んだから。
ジャニーズチャリティーソングを作詞作曲したのは、桜井和寿さん。
櫻井:自分たちの活動がこれもできない、どうなるか分からないという中、
桜井さんに書いていただいた曲「Smile」
本当に手元にきた宝物のようなもので、すごく嬉しかった
桜井:1番みんながスマイルを必要としている時に、
1番この曲を歌うにふさわしい方々が歌ってくれて、
作家冥利に尽きる感じでした。
「君の笑顔に逢える、それだけで生きていける僕がいる」
っていう歌詞は、
本当にジャニーズの皆さんが歌ってくれる、だからこそ書けた。
Mr.Children、デビューから28年。20枚目のアルバムが発売されました。
櫻井:気になったのは、
終わりを意識することで見えてきたという、
何気ない日常を綴った曲「documentary film」
桜井:日常って毎日毎日続いていくものだから、
そこにあるものは輝いては見えないんだけど、
明日僕が命尽きるかもしれないって思った時に、
今日が輝くようなことがあってそういう日常を慈しむような視点が、
死をイメージすることでできるようになっているのが最近です。
桜井:今だから書けた歌詞は、「君が笑うと、泣きそうな僕を」
桜井:大概、君が笑うと僕も笑う、なんだけど、
いつまでこの笑顔を僕は見ていられるんだ、
自分が消えていくことっていうのが、
うっすらとイメージできないと、
そんな心境にならないだろうなと思うし。
そういう意味では、刺さるんでしょうね。
嵐の活動休止まであと1ヶ月。
櫻井:何でもない日常が、急に輝いたりっていうのはしますね。
今まで普通だったけど、横でメンバーが爆笑してる、
ああ、こんな時間素敵だなと思っちゃうというか…
桜井:長年いる5人だから、4人だからじゃないと、
出せないものってきっとあるんだと思う。
それはとっても得がたいもの。
素晴らしいものだと僕は思いますけどね。
でも、自分がバンドをやって、
それをいつも感じられるか?と言ったらなかなか感じられないです。
桜井:楽しみにしてることってあります?
櫻井:正直分からないです。
やっぱり今まで巨大クルーズ船みたいな船に、皆で乗っていて。
ここからは、きっと自分1人の小型船に乗り換える中で、
楽しみなことというよりは、
きっとここから必死になることの方が多いでしょうし、
「さぁ、ここから勝負だな」という思いの方が強いのかもしれない。
音楽制作の向き合い方
桜井:何年か前から仏像がすごく好きで、
何でこんなに心惹かれるんだろうなと思って。
自分なりに解析してみると、
まず、仏像を作った彫刻家というか仏師さんがいて。
「こんな仏がいてくれたら、
どんなに自分の魂は救われるだろうな」って彫ってると思うんですよ
その気持ちと音楽を制作するということは、すごく似ていて。
願いを込めて「こんな俺になりたい」「こうなったらいいのに」
っていうものを音にして作品にするんですよね。
仏像は何百年、それが形として残っていて、
色んな世代が入れ替わり入れ替わり、
仏像に触れて癒されたりしてるっていう…
そんな作品を作りたい。それはもう、願いですね
だから、魂を込めて作りたいと思うし、
魂を込めて歌いたいと思っています。
後輩たちに思うこと
櫻井:後輩たちに色々なものを伝えたい。色んなものを感じてもらいたい。
嵐を通してって思う一方で、
絶対に超えられない壁にもなっておきたいな、
というような矛盾する感情があるんですけど。
桜井:とってもよく分かります!
僕20年くらい前までは結構調子に乗っていて、
シンガーとして日本代表というものが、もし選考されるとしたら、
絶対選ばれるだろうなと思っていたんですよ。
ところが、最近の上手いシンガーを目の当たりにして、
「俺、絶対に無理」って5年くらい前に思ったのかな。
そこからボイストレーニングの先生について、
歌を習って、スタメンじゃないけど、
入れてもらえるんじゃないかな。
ぐらいな自信にやっと戻ってきました。
本当にもう、みんな上手いですよね!!
櫻井:やっぱりそれは、少しの「負けてらんねー」という思いかあったのか
桜井:今はもう悔しいというよりも、
「俺には俺の良さがあるはずだ」っていう。
もうあんなトップスピードでは走れないけど
ポジションを後ろにして、周りを見ながら、という心境ですね
櫻井:この約30年の中で、戦い続けなければならない、
Mr.Childrenとしてここは!!という、
シチュエーションってあると思うんですよ。
桜井:戦い続けなきゃいけないような気持ちになることは結構あります。
あるけど、考えて結局行き着くところは、
俺、好きでやっているんだよなっていう。そこだけは忘れずに
櫻井:好きでやっていると感じる瞬間って、
どういうシチュエーションですか?
桜井:お風呂で歌を歌っている時です!
あんな好きで歌っている時ないですよ!
誰も聞いていないのに。
「(ステージでは)もし声が出なかったらどうしよう」
って怖くなる時があるから、
お風呂場はそんなプレッシャー感じない。笑
放送後のコメント。
櫻井;
僭越ですが、共鳴しあいながらお話しできてる、っていう瞬間があった
たくさん勉強になる言葉をいただいた。
印象的だったのは、桜井さんの考え方。
その時々のシチュエーションによって、柔軟に考え方を変えていると。
あの時はこう思って、今はこう思って、でも、それはどう変わってもいい。
それが今の僕にとって、目から鱗ですし、
サーっと色々なものが解けるような、
そういう考え方もしていいんだっていうお話しでした
有働さん:変えない方なんですか?
櫻井:
すごく大袈裟にいうと、「ブレないことが美」と思っていたんですけど、
むしろその逆の話を頂いて、
今はそういう考え方も取り入れていきたいと思った。
おりょう☺︎
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