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ひだまり、陽が当たる場所。

2020/12/6 映画記録no.16「SONNY 強い気持ち・強い愛」

ずっと、見たかった映画ですが、
もちろん私は現在23歳なので、この時代は生きていないです。笑
でも、安室ちゃんが引退するとき、
過去を振り返る映像が流れるなかで、
アムラーと呼ばれる若者がたくさんいたことを改めて知りました。
日本中が、女子高生を中心に回っていた時代があったんですね。

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今も同じように思えるかもしれないけど、
この時代にはスマートフォンもないし、SNSなんてものはありません。

女子高生という主人公は同じでも、生きた時代が違うから、
だから、純粋に、そんな世界が見てみたかったんです。

一言でこの映画の感想を言うとすれば、
「見終わったとき、すごく幸せな気持ちになった」
これに尽きます。

今日は、この映画を見て感じたことをまとめていきます。


作品について。

『SUNNY 強い気持ち・強い愛』は、
2018年8月31日に全国東宝系にて公開された日本映画。
監督・脚本は大根仁、主演は篠原涼子。
2011年公開の韓国映画『サニー 永遠の仲間たち』の日本リメイク作品。
オリジナルでは1980年代後半だった舞台を1990年代中盤に置き、
コギャル(いわゆるアムラー)など、
日本版としてのアレンジが加えられている。
過去の女子高生時代は1995年 - 1997年、
現代は2018年の設定で描かれている。
2017年11月10日、
芹香役で出演が予定されていた真木よう子が体調不良を理由に
降板したことが発表された。代役は板谷由夏。
音楽を担当した小室哲哉は、2018年1月に引退宣言をしており、
2017年3月にオファーを受けた本作が、
最後の映画音楽となるはずであったが、2020年初夏に電撃復帰している。更に大根監督が厳選した安室奈美恵や小沢健二といった
1990年代を代表するJ-POPの数々が劇中曲として登場する。


 あらすじ。

90年代、仲良しだった女子高生6人グループ「SUNNY」。
それから20年以上経ち大人になった彼女たちは、
それぞれに問題を抱えながらも日々を送っていた。
その中の一人、今は普通の主婦となった奈美は同じメンバーの芹香が
末期がんに冒され、余命1か月を宣告されていることを知る。
ある事件をきっかけに疎遠になってしまった彼女たちだったが、
芹香のもう一度SUNNYのメンバーに会いたいという願いをかなえるため、奈美はメンバーたちを捜し始める。


キャスト。

阿部奈美:篠原涼子
阿部奈美(女子高生時代):広瀬すず
裕子:小池栄子
裕子(女子高生時代):野田美桜
心:ともさかりえ
心(女子高生時代):田辺桃子
梅:渡辺直美
梅(女子高生時代):富田望生
伊藤芹香:板谷由夏[注 1][5]
伊藤芹香(女子高生時代):山本舞香
藤井渉: 橋爪淳
藤井渉:三浦春馬
中川:リリー・フランキー
新井:新井浩文
梅の兄:矢本悠馬
鰤谷美礼:小野花梨
奈々:池田エライザ
担任:高田聖子
奈美の母:キムラ緑子
奈美の父:橋本じゅん
奈美の祖母:三田和代
奈美の兄:坂口涼太郎
奈美の娘:松本穂香
奈美の夫:岡部たかし
奈々の継母:宮下今日子
裕子の夫:宮崎吐夢
屋台のオヤジ:不破万作              など。


今と違うこと。

大人になって、当時使っていたファミレスに行くんです。
すると、そこには女子高生の姿が。
その子たちは、
ずっとスマートフォンを触っていて、すごく静かなんですよね。

その光景を見て、
「私たちは、何をそんなに喋って、何がそんなに面白かったんだろうね」
と会話を続けます。

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当時は店員さんに怒られることは日常茶飯事で、
今の子は、落ち着いていて、いい子すぎて、静かで、ちゃんとしていて、
何を考えているか分からない、と言うセリフもあるんです。

確かに、この時代を生きたギャルと比べると、
今の若い子たちの気持ちや思いは見えにくくなっているのかな、
と思いましたね。

多分、無理して隠しているわけではないと思うけど、
そういう形が普通になったんだろうな。

でも、私が高校生の頃は普通に楽しかったし、
部活も一生懸命にして、充実した時間を生きていたと。
多分、女子高生って器用なんだと思います。
あるものの中で、限定されたものの中で、
どう楽しもうか、どうやったら面白いか、
ということを柔軟に考えられる年代。
好奇心旺盛だからこそ、どの時代でも楽しめるんじゃないかな。


アムラーのいる、華やかで騒がしい時代。笑

この時代を知らない私にとっては、
もう、そりゃ、なんだこれ。って感じでした。笑

ルーズソックスなんて履いたことないし、
細眉なんてしたことないし、
スカートもそんな短くしたことないし、なんなら高校で化粧なんて!!!
っていう、地味な高校生活でした。笑

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でも、劇中に出てくる女優さんたちは私よりも年下です。
この時代を生きていないのに、
アムラーの時代を演じるのはすごく大変だっただろうな、と思いました。

でも、コスプレみたいで楽しいのかな。笑

写真もね、すごくギャル。
なんというか、こういうのもエモいって言うんだろうなって。

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こういう学校生活を、私のお母さん世代の人たちは生きてきたんだなー、
と少し不思議に思いますね。

あ、お母さんコギャルだったのかな、とか。
ルーズソックスも履いていたのかな、とか。

ちょーっと、複雑。でも母にも、高校時代があって当たり前か。笑


この映画を通して。

冒頭にも書きましたが、
この映画を見終わった後、すごく「幸せな気持ち」になったんです。

20年経って、再会して。
でも、会ってなかった20年で色んなことが変わっていて。
辛いことや、悲しいこと、嬉しいこと、たくさん経験して。
それぞれが、大人になった。

でも、根本的な心の真ん中は全く変わっていなくて。
友人を想う気持ちとか、力になりたいという優しさとか、
そういう人間ドラマが、すごく丁寧に描かれていると思いました。

私が好きなシーンがあります。
大人になって、旦那に浮気されて、
みんなで女子高生に扮して、懲らしめに行くというシーン。

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あー、なんか学生の頃の友達っていいな、って思いました。

自分のことのように、怒って、喜んで、戦って、笑う。
私も後10年くらい経って、30歳くらいになって、
いつかもし、久しぶりに学生時代の友人に会うことができたら、
どんな話をするのか、少し楽しみにもなりましたね。

見てよかったな、って思った素敵な映画でした。


おりょう☺︎


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