イノベーションのおこしかた

2020年1月14日(火)に前橋市の群馬県庁昭和庁舎にて、ジョブラボシンポジウムを開催します。はたらきかたシンポジウムから数えると4回目の自主企画のイベントでイノベーションをテーマにしています。

場 所:群馬県庁昭和庁舎2階21会議室(群馬県前橋市大手町1-1-1)
日 時:令和2年1月14日(火)14:30〜17:10(開場:14:00)
対 象:行政関係者、会社経営者、ICT関係者、学生、一般の方など
定 員:50名
参加費:無料

 私自身も理事として参加している熊本の一般社団法人SCBラボが、2020年4月からイノベーションアカデミーというスクール事業を始めるのですが、今回のイベントでは、そのエッセンスをぎゅぎゅっと詰め込んだ感じの内容になります。

 イノベーションアカデミーでは、新結合のイノベーションを起こせる人材育成をテーマにしたカリキュラムを提供していきます。中でも興味深いのが、イノベーションには3つのスキルが必要だとしている点です。参考に12月13日にあった報道発表の席でのプレゼン資料のリンクを貼っておきます。

報道発表用スライド20191205-05.pdf

1つは、教養としてのICT理論。
 登場からわずか数十年で、様々な分野の産業を一気に推進させたのはICT技術です。これだけ社会や私たちの暮らしに変革を起こした技術について、どんな技術なのか、何ができるのか、何ができないのか、などについての学びです。IoT/AI/P2Pなど、情報通信技術の仕組みを考えたら、論理的思考なんてすぐに身につきます。技術者の方とお話しているといつも感じます。

1つは、様々な業界や分野のモデル化の手法。
 新結合のイノベーションに必要なのは「何」と「何」をどう繋げるか?ですが、この「何」である対象物のことをしっかりと捉えておく必要があります。例えば、「飲食店と何かを結びつけたい」と考えた時に「飲食業のことを知る必要がある!」→では、「飲食業知るために料理をしよう」という選択をする方もいます。無駄とは言い切りませんがそういうことではありません。飲食店はどうやって稼いでいるのか、稼ぎ方は何種類あるのか、課題は何か、具体的に詰めていくことよりも抽象化して捉えることが大切です。
 つまり、自分で料理をすることで飲食業をイメージするのではなく、その道のプロに聞けばいいのです。その中で見つけた課題を丁寧にヒアリングしていけば、その仕事のことが掴めてきます。
(聞く技術は「インタビュースキル」としてメソッド化してます。私が実施するイノベーションアカデミーのカリキュラムに入ってます)

そして、最後の1つが、つながりを科学するSCB理論です。
 企業と企業、技術とサービス、製品と新しい文化、など、異なる何かと何かをパズルのようにつなぎ、組み合わせる方法をSCB理論では示しています。サービスを考える場合、チームを作る場合など、人でも物でも対象はなんでも構いません。つなげる作法を知っていれば、様々な分野へ応用できます。つながりを科学したことでつながりの仕組みが解明されましたが、その内容は、これから何年も変わることはないでしょう。

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 私自身もそうでしたが、人は過去の経験から学んで、思考の型(パターン)を作っているように思います。ですが、情報通信の世界がこれだけ発達して、私たちの身の回りも劇的に変化している中で、経験から学んで作った思考の型で、未来を生きていくことは現実的とは思えません。なので、いろいろと思うようにいかないことが多い場合は、自分の思考の型を疑った方がいいです。
 つながりを科学したSCB理論に触れると抽象化することは、物事の本質に到達するためには必要なスキルであること自体を改めて実感します。


ジョブラボシンポジウム お申し込み・問い合わせ
一般社団法人ジョブラボぐんま TEL:0277-22-3339
FAX:0277-32-5952 E-mail:info@joblab.gunma.jp
メールまたは、ファックスにて、下記内容をお送りください。
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