会社の物語を構想する。

とある会社の事業計画作りをサポートすることになりそうで、この数日、色々とリサーチをしてます。

どんなことをやるにしても、計画ってのは実に大切だと思っていて、計画を立てるためにはリサーチが必要だとつくづく思っています。ただ、このリサーチに伴うのがインタビューなのですが、このインタビューについても、別のところで講義するので、このあたりのことが飛んで飛んで回って回っているのです。

夏休みの予定表は希望的な視点に満たされた偶像であり、思い描く理想の小学生、こういう小学生がお利口さんなんだろうな、という理想像を追いかけて作成しておりました。私としては、計画表を作っている時には萌えているのですが、夏休み3日くらいで計画変更しちゃうわけでして、そうなると、計画や予定の重要性に気づかないまま大人になってしまうわけです(実感)。これは困ったものです。

今であれば、まず、普段、休みの日にどんな風に過ごしているかをベースに考えて、そこから、何かをやるためのインセンティブの設計をし、小さなミッションを設定して、楽しみながら、夏休みの宿題ダンジョンをクリアしていくロールプレイング的な計画を立てられるんじゃないかと思います。
ただ、この場合のポイントは、インセンティブの設計で、そこにはどうしてもお金の力が必要になるので、この計画の最初で最大の一手は、ダンジョンをクリアした時の報酬を先に確約しておくことにあります。それはつまり、「お小遣い」「キャンプ」「釣り」「お出かけ」「欲しいゲーム」などの報酬を提供してくれるスポンサーを探すことに他なりません。

まずは親でしょうね。または、おじいちゃんおばあちゃんでも、良いです。さらには、親戚のおじさんでも結構です。まずは血縁を狙います。
僕は従姉妹のお兄さんに、「半分貯めたら半分出してやる」と言われて何かを頑張ってガンダムの2,000円のプラモデルを買った覚えがあります。

話がそれました。

とにかく計画にはリサーチが必要でして、このリサーチもたくさんの人に聞く方が偏りがなくて良いと思っていたのですが、対話を通してインタビューを繰り返していくうちに、一人を深堀していくこと、そのコメントをニュートラルに捉えることができれば、それほどサンプル数は必要ないのではないかと気付き始めめた次第です。

ただし、ポイントとしては、その道で食べていけている人、である必要があります。ちゃんと支持されて、お客さんを持っている方であれば、何十人もインタビューする必要は無さそうです。

その方のお話を丁寧に聞きながら、新しい会社の物語を考えていくことができるんじゃないかと感じています。そうすることで、その人がやる意味や価値があるサービスを設計でき、思いも寄らない最初の一手に到達するんじゃないかと思います。良い物語を描くには、最初の一手が実に重要です。

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