同人誌装丁覚書 2023年2月CC福岡58

人生初同人誌(※印刷所に依頼したもの)を刷ったので仕様を記録しておく。


1冊目「蛇淫症」

【装丁】
印刷所:STARBOOKS
A5 横書き 1段組み 本文80P(無線綴じ)
表紙:サガンGA_スノーホワイト_170K(フルカラー)
遊び紙:クロマティコ_レッド_59K
PP:マットPP
特殊加工:なし
本文:淡クリームキンマリ_90K(マット感優先)
使用ソフト:Indesign、Illustrator、Photoshop

マットPPが紙の質感とうまくかみ合い、ざらざらした質感は残しつつ耐久性と手触りのよさがある表紙になった。嬉しい。
遊び紙には、本当はクロマティコのロイヤルブルーを使いたかったのだが、ちょうど在庫枚数が足りなかったのでレッドになった。再販の機会があり、紙の在庫があればロイヤルブルーを挟みたい。

「蛇淫症」レイアウトグリッド

【本文】
本文フォント:FOT-筑紫Aオールド明朝 Pr6N L
見出しフォント:凸版文久見出しゴシック Std
文字サイズ:12Q
行文字数:36
行数:32
天地:20mm、18.437mm
ノド小口:20mm、20mm

余談だが、現地で街中を歩いている時にフォントワークスの本社を見つけてとても嬉しい気持ちになった。いつもお世話になっております。

2冊目「ぬばたまのきみとバニー」

こちらはコピー本だ。

【装丁】
印刷所:自宅
文庫変形 横書き 1段組み 本文32P(中綴じ)
表紙:DAISO デザインペーパー(ドット)
A-one ラベルシール A4 マット紙・ホワイト(カット自由自在)
遊び紙:なし
PP:なし
特殊加工:タイトルをラベル用紙に印刷して貼付、レーステープの貼付
本文:Nagatoya カラーペーパー A5中厚口(レモン)
キンコーズ 普通紙
使用ソフト:Indesign、Illustrator

デザインペーパーと言っているが要するに柄付きの折り紙だ。かわいい柄付きのものがたくさんあるので、これを活かしてかわいい本を作りたかった。
折り紙1枚だと文庫サイズも表裏は覆えないので、文庫サイズを基準に縦横比が2:1の細長い本を作ることになる。

「ぬばたまのきみとバニー」レイアウトグリッド

【本文】
本文フォント:凸版文久見出しゴシック Pr6N R
見出しフォント:VDL ラインGアール-pop shadow
文字サイズ:12Q
行文字数:18
行数:24
天地:10mm、9.938mm
ノド小口:10mm、41mm

このように、小口側をメチャメチャ広くすることで、裁断したときにちょうど2:1にすることができる。紙に図を起こして長さを計算していたはずだが、狂乱の製本作業中にどこかへやってしまったのでその写真はないです。

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