アンデッドアンラック 1巻 感想 (2巻までのネタバレあり)

表紙

これはジャンプに掲載された時の扉絵の奴だ!風子ちゃんとアンディの関係性と性格が一目でわかるとてもいい表紙だと思います。1ページ目はアンディがはいてないバージョンw


No.001 不死と不運(アンデッドアンラック)

風子ちゃんのかわいさとアンディの豪快さを知った記念すべき初回。アンディが接触時間の長さと不運の規模は比例するかどうか調べるシーンで、この漫画は丁寧に設定や伏線を張っていく漫画なんだなと思いました。ロングヘアーをアンディに見られた後に、アンディに髪を切ってもらうシーンの風子ちゃんが一段とかわいくて印象に残りました。

No.002 UNION

扉絵のアンディの腕に捕まって恐る恐る歩く風子ちゃんかわいい。ボイドさんとシェンが出てきた時に空に穴を開けたのはどういうことなんだ?アンディのセリフ的に50年前から存在する否定者がやってるんだろうけど、一体誰なんだろう。組織のことを聞いた途端に入ろうとするアンディの決断の速さがとてもカッコよくて頼もしい。アゴクイされてトラック飛んできちゃう風子ちゃんかわいい。ラストシーンのシェンの驚いてる表情が好き。

No.003 お前は何を否定する

爆破解体を強行する工事現場の方々がなんか好きです。いくら理不尽だからって勝手に爆破なんてしたらすごくマズイことになりそうなのに信念を抱いてやっちゃうところが。ボイドさんが言ってる「イカレジジイ」ってニコさんかな?ボイドさんがこんなすぐに死んでしまうとは思っていなかったのでびっくりした。シェンさんが結構ヤバいキャラなんだなってことが分かった。今思うとシェンさんはあんなに慕われてるジーナさんのこと殺せってけしかけてたのか…。まあ死んでもいい人なんていないだろうし、仕方ないのかな。ヤケになった女は抱かないアンディカッコイイ。最後のコマの勢いが好き。

ボイドさんの設定画

どんな人だったのかとても気になっていたので嬉しいです。ありがとうございます。ボクシングの世界王者だったのか。だからあんなにガタイが良かったのか。いきなり躊躇なくアンディと風子ちゃんを殺そうとしてきて怖い印象があったけど、元々そうだったわけじゃなくて段々と粗暴になっていってしまったのか。組織で活動するのって本当に辛いことなんだろうな…ましてやボイドさんはボクシングもできなくなってしまったわけだし。

No.004 私の不運の使い方

扉絵のゾンビメモ書いてる風子ちゃんかわいい。タトゥーと傷跡は本当に何なのか気になるな…。多分重要なことだと思うんだよな。シェンさんが思ったよりムキムキで少し驚いた。海底火山が大爆発するところ、派手で好き。

No.005 アナタはどっち?

アンディの五点着地最高!ペコちゃんみたいな顔のジーナさんおもしろ。「変わらないのが好き」って今聞くと全然意味が変わってくるな…切ない…。そうか、絵って「変わってく世界を変わんない物として残せる」のか。風子ちゃんの「宇宙って月と太陽以外何もない」でこの世界は現実とは違うのかもって初めて思ったんだよな。この回って読み返すとすごく大事な回だ。

No.006 やっぱりアナタは変わらない

永遠にJKとしての心を失わないジーナさんかわいい。「ん!!がっごいいん!!しゅきいい!!」これはいい言葉ですよね。ジーナさんの性格を表す言葉としても、アンディに対する褒め言葉としても。40年間消息を絶つってジーナさんからしてみりゃ最悪だよな…大変だなぁ。アンディの仲間が全員死んでいたのがサラッといわれてビックリ。\どちゅん/ええ…めちゃ好き。急にシュール。ジーナさんは短い間だったけど本当に印象に残るいい人だったなと書いててしみじみ思います。アンディの武器は亡くなった仲間からもらったんだね。(おまけイラストより)

No.007 変わろうぜ

「変わる」「変わらない」ということが非常に重要なテーマになっていますね。それはもちろんこの6,7話だけの話ではなくて理(ルール)に関しても。「変わろうぜ」というサブタイトルは、変わることを阻止しようとする組織に対して今後何か意味を持ってくるんでしょうか?僕は絶対持ってくると思います。アンデッドアンラックはそういうところに絶対に意味があると思う。胸くっつけて恥ずかしがってる風子ちゃんかわいい。ジーナさんが老いてるって言われるのを嫌がるのって単に若く見られたいからとかじゃなくて「変わること」そのものを嫌ってるからなんだろうか。最後のアンディがとてもカッコイイ。

最後に

戸塚先生は読み切りの頃からこの世界観を完全に構築しきっていたのでしょうか。円卓のメンバーも、理(ルール)やUMAに関しても。だとしたら驚愕です。連載中に考えたとしてもそれはそれで脱帽です。まるでジェット機なような速さで進む展開、緻密な伏線、多彩なキャラクター、アンデラの魅力は無限大ですね。どれだけ語っても語りつくせません。これ以上世界観が広がったらどうなっちゃうんでしょうね。そのうち世界の全ての情報より戸塚先生の頭の中の方が情報量が多い、みたいなことになっちゃうんじゃないでしょうか。いや、もしかしたら既に世界は全て戸塚先生の手のひらの上にあるのかもしれません。僕も貴方も戸塚作品の主人公なのだ。…さて、収集がつかなくなってきたのでこのへんで書くのを終わりにしたいと思います。それでは、GOOD LUCK!







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?