カレーライスの作り方から学ぶマニュアル作成スキル
今回のテーマは、カレーライスの作り方から学ぶマニュアル作成スキルです。
実は・・・カレーライスの作り方を紙に書いてもらえば、その人のマニュアル作成のスキルの有無が一発で分かります。
え!?、コールセンターとカレーライスの作り方って、関係ないじゃんと思われ方がほとんどだと思いますが、大いに関係あります。
先日もある研修でカレーライスの作り方に関する演習問題を実施しました。
すると、SVのアウトプットから見えてくるものがありました。
ポイントその1、全体像が描けない
一流のSVは、まず最初に全体像を描いてから、詳細について、マニュアルを作成していきます。
一方、三流のSVは、詳細から書いていこうとします。
それがどんな所に現れるかというと・・・
・タイトルや題名がない(何を作るのかが全く分からない)
・カレーライスって、どんな食べ物かが書いていない
・作る際の所要時間が書いていない
つまり、三流のSVは、詳細ばかりが気になって、全体像が書けないのです。
続いて・・・
ポイントその2、図解できない
一流のSVは、カレーライスのイラストを書いたり、写真を載せたりして、
できるだけパッと見て、分かるようにマニュアルを作っていきます。
一方、三流のSVは、文字だけで説明しようとします。
例えば・・・
野菜の切り方や灰汁(アク)がでたら、灰汁を取り除くなど、それって、何ということがイラストや写真を載せることで、理解を助けることができるのに、それをやらないのです。
ちなみに、一流のSVがイラストを描くとき、イラストは左側、文字は右側が良い
ということが分かっているので、配置にも拘っています(脳のメカニズムとしても
図やイラスト、写真が左、文字が右にあると、頭にスッと入ってきて理解しやすいです)。
続いていきましょう。
ポイント3、数値で表せない
一流のSVは、玉ねぎやジャガイモなど準備する材料を書いており、その際、
個数なども数値で表しています。
一方、三流のSVは、材料として、玉ねぎやじゃがいもなどは準備するものとして、書いているのですが、個数は書いていなかったりします。
ポイントその4、詳細まで書けない
一流のSVは、材料の肉を記入する時、牛肉なのか豚肉なのか、鶏肉なのかなど、
肉の種類まで、きちんと書いています。
一方、三流のSVは、肉としか表記しておらず、何の肉を準備すれば良いのかが
分からない、つまり、詰めが甘いため、書いた内容から全てを把握することができない
のです。
続いて・・・ポイントその5です。
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