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「業界人あるある」

最近ゆるい話題が続いていますので

引き続き「業界人あるある」を・・・

この業界(MR)

(MR=医薬情報担当者=製薬会社の営業・・・昔はプロパーと言ってました)

昔はかなり特徴があるMR

インパクトのある人が多く居ましたね

まだ私が新人の頃は今のように制約がない時代で

何でもありのような想像を絶する環境でした


・薬の説明はほとんどせずにマジック(手品)を披露するMR

代理店の説明会でもほとんどの時間はマジックショー

手品が始まると「ウオー」と皆から歓声が・・・

最後に「〇〇製品をよろしくおねがいします」で終わる

その人をエリアで知らない人は居ない


・夜の接待や接待ゴルフで実績を構築しているMR

おそらく昼間はどこかで寝ていて夜の準備

夜になると懐石料理で接待、その後2次会3次会へと・・・

翌日からは実績が鰻登り!


・とにかくいつも代理店にいるMR

代理店の社員のようにいつも居て新聞を読んでいる

たまに来た他社のMRが代理店社員と間違える

そのエリアのことは何でも知っている

クリニックの家族構成や性格まで知り尽くしている

実績を構築するのもすぐに計算できる


・いつも釣りの話しかしないMR

解禁になると来なくなる

釣り好きのドクターには最強の力を発揮する

クリニック休日には、ドクターと釣り場に居る

坊主の時は、買ってもらえない


これらのMR(プロパー)には共通点がありました

とにかくその事については「長けている」

右に出るものはいないというほど突き詰めているので

話をしていても面白いし

何故か引き込まれてしまいます


ある分野に長けている人の話は面白いですよね

当然、毎回話に聞き入ってしまいます


次に会った時もこちらから話を振ります


「次のマジックは何?」
・・・「とっておきのがありますよ!」

「この前の接待は朝帰りでしたか?」
・・・「それがさ、ドクターのお気に入りの店で・・・」

「この前の釣果はどうでした?」
・・・「大漁で・・・」


この繰り返しでどんどん引き込まれていきます


ある意味

「ザイアンスの法則」

「単純接触効果」

にも当てはまります

今の時代では考えられない商習慣でしたが

ただ、「ひとつのことに長けている」ということは極めることもありですね


「医薬情報提供ガイドライン」はそれなりに対応し

一個人としての魅力づくりは継続していきたいものです

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