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「結果」と「成果」と「自信」

いつも記事を読んでいただきありがとうございます。

ある会社の話です。

その会社はいわゆるベンチャー、社会性のあるビジョンを掲げ、2~3人で始めて数年の会社。
当初数か月はなかなか契約が出来なかった。
この状態の時期にこの会社と少し関わりを持った。

社長と社員とのミーティングに同席。
社長と社員はほぼ同年代。
社長は業績に関して厳しく詰めたりするタイプではないがその社員は
「結果がなかなか出なくて申し訳ない、何とか来月結果を出します」
と言った。
そして数か月後、少しずつではあるが成果が出始めてきた。
すると、結果が出なかった社員も意気揚々とし出しさらに成果がでてきた。
そしてまた数か月後、成果はさらに伸び、ついには仲間を呼ぶようになってきた。
仲間が集まってきたことにより2,3名からスタートした会社は10名ほどの組織になった。

「結果」と「成果」と「自信」。

「結果」と言うのは売上であったり、利益であったり、販売個数であったり、来客数であったり数字で表現できるものや、建物が完成した、セレモニーを滞りなく終了することができた、と言った客観的に評価できるようなことだと私は考える。
対して「成果」というのは「結果」に対して自分がどんな行動をしたからその「結果」に繋がったのか、という自分もしくはそのチームの行動プロセスと私は考える。
「結果」はマイナスのことが当然ある。
しかし「成果」というのはマイナスが無いのでは。

例えば自分が大きな失敗をし、会社の業績に大きな損失を出してしまったとする。
これは「結果」はマイナス、では「成果」は?というと
「大損失を出してしまった行動が「結果」になったので、「成果」もマイナスだと思う」、
と答える人もいると思う。

しかし、私は
「「結果」はマイナス、しかし、その結果に対して良い影響を全く与えていなければゼロ、「結果」に対して次なる「結果」に繋がる行動があれば「成果」とは言える」
と考える。
よって、「結果」は客観的事実、「成果」は主観が入っているということ。
そして、「成果」というのが「自信」に繋がっていくということ。

どれだけ小さくても
「自分は出来た、貢献した」
という成果を本人が感じることが出来るとそれが小さな自信になる。
そしてその小さな自信が成果の行動を促進していく。
「成果」と「自信」の反芻、それが、じわじわと「結果」になっていく
、と考える。

最初の話に戻そう。
このなかなか業績が上がらなかった社員の言葉、
結果がなかなか出なくて申し訳ない」、
そして、
少しずつではあるが成果が出始めてきた、という話。

そう、結果はそれほど大きく変わっていなかった
売上に関しては多少は上がったものの、目標に対しての結果には程遠い数字。
しかし成果にフォーカスをあてることで自信に繋がった。
その自信は成果に繋がり、新たな仲間を呼ぶという結果になった。

目標設定の重要さと視点、これが私が今日伝えたかった事。
今回のnote、結構真面目会でしたね。


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