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同じ素材でも講師の違いで「理解度」も「値段」も違う

昨日の記事を読んだ私のメンバーシップ会員の方から
「自分が仮面舞踏会参加しなかったから終わっちゃうんですかね、すみません」
とLINEが来ましたが、そういうことでは全くないので安心してください。
少し手法を変えてまたご案内させていただきます。

昨日本社で作業をしていると、メンバーが帰ってきた。
昼過ぎからセミナーがあり、そのまま次のアポイントの所へ行くかも…的なことを言っていたので何で帰ってきたのだろうと思いながら、youtubeで洋楽を聞きながら私はスライドを作っていたので、仕方なくイヤホンを外し「お疲れ様」と言う。
#メンバーを大事にしましょうね 
#ちょっと集中していたし、帰って来るのが不意打ちだった 

「昼食食べずにセミナーに行ったので、ラーメンでも食べて帰ってこようと思いましたが、ちょっとセミナーで興奮しちゃって、早くしみずさんに伝えようと思っておにぎり買って帰ってきました、おにぎり食べていいですか?」

1ヶ月くらい前の話である。
メンバーからLINEが入ってきた。
「このセミナーに出たいのですが許可いただけますか?」
大手コンサル会社が主催するセミナーでちょうどメンバーが行っている人材採用がテーマ。
料金は2時間で15000円ほど。
社長の私としては、行きたいという意思を自分から示してくれることに対してはいくらであっても行かせてあげたいなと思い許可を出した。

メンバーがおにぎりを食べながら語りだした。
「ホントに凄かった、催眠療法かのように流暢にしゃべり、でも分かった気にさせてくれて、とはいえ言っている内容は自分がやるセミナーとほぼ同じような内容で…」

興奮しているし、おにぎり食べているしよく分からない。

何となく話していたことをまとめると
①2時間のストーリーの秀逸さ
②口調
③フロントエンドとバックエンドの設計 
という感じだろうか。

まず、話をしたいポイントを一つに絞り、そこからジワジワ広げていく、ポイントをいくつも挙げるのではない、ひとつのポイントに軸足を置き、まるでピポットターンをしているように話を展開していっていたということである。
セミナーに言っても講師がペラペラ話すだけで何を学んだか分からないことがある。
2時間のストーリーを一つの軸にまとめる、これは学ぶべき技術だと改めて認識。

また、メンバー曰く、講師は最初ゆったりとした口調で入ったのだが本編に入ると畳みかけるような速度で話す。
この会社はこのセミナーでキャッシュポイントを作りたいのではなく、その先のコンサルを売りたい。
とすると、
「ここで学んで満足」、
と参加者に思ってもらうのではなく、
「なんだかすごいぞ、この講師、もっと話が聞きたい、相談したい」
と思ってもらうことが大事。
その為敢えて「丁寧」ではなく「凄さ」を伝える、このフロントエンドとバックエンドの組み立てが非常に秀逸であると解釈をした。
このメンバー曰く、我々が自社で行っているお客様獲得セミナーで話している内容とほぼ一緒。
同じ牛肉を使っても料理人の腕によって味も値段もまったく違うのと同様。

ここ数週間でセミナー講師の依頼がいくつか来た。
内容だけでなく、ストーリー、そしてこのセミナーの目的とゴールを改めて考えて設計したいと思う。

一流の料理人になるには一流の店の味を知ることから始めなければな、高いセミナーに私も参加しようと決意した。

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